お知らせ・コラム

花祭り

昨日娘小澤宗里のインスタに花祭りの写真をアップしてもらいました。

円覚寺の南嶺老師の拈華微笑の軸にモールの器の甘茶の中に誕生仏、蝋燭を灯し、夏目有彦先生の経筒に利休梅(ヤナギザクラ属)に光源氏という椿、川瀬忍先生の台付きの茶碗、川瀬竹志先生の蓮弁香炉、橘屋友七造春慶塗干菓子器にお菓子を添えて!

花祭、灌仏会、降誕会、仏生会、浴仏会、龍華会、花会式とも呼ばれる様ですね。

お釈迦様のお母様摩耶夫人が6本の牙を持つ白象が胎内に入る夢を見て懐妊し、出産の為里帰りの途中、ルンビニ園(今は世界遺産になっている様ですね)でアショーカの木(なんの心配もなく出産された事から無憂樹と言われる!とか!仏教三大聖樹?)に右手を伸ばされた時に夫人の脇からお釈迦様がお生まれになって、七歩歩かれ右手で天を左手で地を指差され

天上天下唯我独尊

三界皆苦

吾当安此

と仰り、花々は咲き乱れ9頭の龍が現れ甘い水を吐き甘露の雨が降り産湯としたと書いてありました。

仏教の色々なお話しを見ていると、天上天下唯我独尊は一人一人が尊い存在として生まれて一人一人が尊い存在なんだよ!という事らしいですね、スマップの「世界に一つだけの花」を思い出しました。きっとそういう事なのよね〜〜!

三界はみんな苦しいけど、私が安心出来る様にするよ!と仰っているのですね。一人一人にとって安心に導いてくれるのは宗教かもしれないし、音楽かもしれないし、文化かもしれないし、旅行かもしれないし、スポーツかもしれないし、お友達との交流かもしれないし、人それぞれなのでしょうが何かに頼って心の平安を保ちたいと思う今日この頃です!

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