お知らせ・コラム

大宗匠を偲んで

大宗匠を偲んで寄付には、42年前偶然資料館でお会いして主人、私、娘(まだ一歳にならない)と一緒に撮っていただいた写真を置いております(この写真しかちゃんと額に入っていませんでした)。ご挨拶をすると「おぉ!子供が生まれたのか!一緒に写真でも撮ろうか」と撮っていただいて、「御祝いに食事でも連れて行ってあげたいけれど、仕事だから」とお祝いを頂戴しました。覚えてくださっているだけでも有難いのに!と恐縮しましたが、何十年経っても主人には「ちゃんとやっているか?永井(主人の師匠、永井宗圭業躰先生)は元気にしてるか?」とお声をかけていただき何十年も覚えてくださっている事を本当に有難いと思い、どうして私共のような者まで覚えてくださっているのだろう?と不思議でした。
四畳半、八畳の床の間には卒業時主人と私それぞれが頂戴した賞(主人はともかく、私は何故頂けたのか今でもよく分かりませんが(笑)同期からもどうして香代ちゃんが?と不思議がられました(笑))の短冊、色紙を掛けております。
「山色清浄身」
蘇東坡(そとうば、)が廬山で常総禅師に参禅し、公案を与えられた時の詩から

渓声(けいせい)便(すなわち)是広長舌(これこうちょうぜつ) 
山色(さんしょく)豈(あに)清浄身に非ざらんや
夜来(やらい)八萬四千(はちまんしせん)の偈
他日如何(いかん)が人に拳似(こじ)せん

横田南嶺老師は、渓のせせらぎは仏様のお説法だ。山の色は仏様の清らかなお姿だ。夜通し聞こえるせせらぎは仏さまの説かれた経典である。これを将来どのようにして人に伝えられようか。と訳してくださっています。
この色紙を頂いた意味を理解して精進していこう!と思います。

「山雲海月情」碧巌録53則
話尽山雲海月情(話し尽くして、さんうんかいげつのじょう)

大宗匠もきっと先に逝かれた方達と話し尽くされて、積もるお話しで盛り上がっていらっしゃるのではないでしょうか。
楽しくお話しなさっているお姿を想像しながら、私も元気を出して精進していこう!と思っています。

    宗香

一覧に戻る

pegetop