暖かいです!続々と桜の開花宣言が出ています。楽しみです。
修二会、読めない若い方もいる様で、ふりがななんて付けてみました。
夜の部、見ました!3時間、ワクワクしながら一気に見てしまいました。
1270年続いて1年も欠けなかった行事、天然痘の苦しみから発して全ての疫病を封じる為の祈り、400年の時を縮める為の走り、香水と火で清め、五体投地をし、生きとし生けるもの全ての為に祈り、慈悲をくださる行事に感動しました。
その為に練行衆の御坊様方、練行衆を支える方々が身を清め、奉仕する御姿を神々しい!と頭が下がりました。
一つ一つ心を込めて作られ、お堂を荘る糊こぼし。
歴史的な事も解説頂きながら至福の時間でした。
日本人独特の宗教感覚も、どうしてこうなったのか?と疑問でしたが、なんとなく分かる!とは言えませんが、片鱗は垣間見えた気がします。
聖武天皇がまづ神様に祈りを捧げ、盧舎那大仏を建立なさって、神を大切にして仏を信じるという精神が神仏習合の精神だと、元春日大社の宮司様が仰っていらっしゃいました。何を信じていようが、全てのものを大切に思う気持ちは同じですものね。
本地垂迹(ほんじすいじゃく)仏様が権現や菩薩のように神様に姿を変え救ってくださると考えたり、神本仏迹、神様が本来の姿で仏が仮の姿で救ってくださると考えたり、他のどんな宗教も、弱いしすぐにくじける私達を救ってくださるのだから有難い❣️
盧舎那仏は釈迦如来の別名との事、盧舎那仏は左手は宇宙の智慧を右手は慈悲をあらわし、人々が思いやりの心で繋がり、絆を深める事を願っておられる。と東大寺の説明に書いてありました。
このコロナ禍の時代に、本当にこの精神で乗り越えていかなければいけないのだ!と考えさせられながらテレビを見ていました。
さだまさしさんの修二会という歌が有る!とお聞きし、調べてみました。青衣の女人(しょうえのにょにん)等、きっとさだまさしさんも、お水取りの趣旨に感じ入ってこの歌を作られたんだろう!と思いながら聴きました。