クイズ答え

クイズの答え＜皐月～下＞

「茶の湯よもやま話」②より

①　　茶入の蓋にも色々な種類があるんです。　　　どんなかたちを知ってますか？？？　　＜答え＞下記の通り　６種類
盛　　蓋（もりぶた）	掬い蓋（すくいぶた）	一文字（いちもんじ）
栄螺蓋（さざえふた）	面　白（めんぱく）	玉　堂（ぎょくどう）
②　茶入れの撮み（つまみ）にも色々な形があります。　　　　そして撮みの事を「づく」といいますが、どうして「づく」というのでしょう　　　　か？？？　　＜答え＞　　　撮み平づく、榎実づく（えのみ）　瓶子づく栄螺蓋は「栄螺づく」とも云う　　　「づく」は「木兎」（みみづく）の事。この蓋の撮みの姿からの名であるが、　　　転じて「づく」を撮みの代名詞として使われる様になった。　　　「瓶子づく」の付いた蓋が瓶子蓋（へいしぶた）
③　はじめて茶室に掛けられた墨蹟といわれているのは何でしょうか？　　　ヒント⇒「碧巌録の著者」　　＜答え＞　　　流れ圜悟（ながれえんご）という国宝（東京国立博物館蔵）の墨蹟です。　　　一休禅師が参禅印可のあかしとして珠光に与えた圜悟克勤（えんご　　　こくごん一〇六三～一一三五）（碧巌録の著者）が、門下の虎丘紹隆　　　（くきゅうじょうりゅう）に与えた印可状前半の十九行が現存、後半は　　　伊達正宗の懇により切り離された。もとは四十五行あったらしい。　　　流れ圜悟というのは、宋より伝来の際、薩摩の坊の津に漂着したとの　　　伝説による。大徳寺大仙院に伝わり、のち堺の祥雲寺、後松平不昧　　　の手に入り、参勤交代の時も身辺から離さなかった。
④　利休が韮山の竹で作ったといわれる三個の花入とは　　　＜答え＞　　　　 ①　東京国立博物館蔵　　　　　　　　園城寺（おんじょうじ）　　　　　　　　一重切　　　　　　　　ひび割れと鐘の響きに通じるところからの銘　　　　　② 藤田美術館蔵　　　　　　　　夜長（よなが）　　　　　　　　二重切　　　　　　　　竹や葦等の節と節との間を節（よ）と云う。節（よ）が長いから「夜長」　　　　③ 裏千家蔵　　　　　　　　　尺八（しゃくはち）　　　　　　　　　尺八切
⑤　　できもののたたりがあるという有名な井戸茶碗があります。　　　それは国宝？？？？井戸　　＜答え＞　　　喜左衛門井戸（きざえもんいど）本多井戸大徳寺孤篷庵蔵　　　国宝大名物井戸茶碗細川・加賀、と共に天下三井戸、　　　大阪の竹田喜左衛門の所持、後本多能登守、後松平不昧所持、　　　なぜかこの茶碗の所持者は「できもの」の襲われる