お知らせ・コラム

4日目

茶事が終わった日、孫其々から「おばあちゃまのきんぴらごぼうが食べたい」「お出汁が有るから茶碗蒸し(子供達が好きな茶碗蒸しは、私は素茶碗蒸しと呼んでいますが何も具の入っていない茶碗蒸し、卵豆腐のもっと柔らかい、味が付いている、みたいな物です(笑))が食べたい」ちょっとウイルスが足に入って入院中の孫は「退院したらおばあちゃまの塩おにぎりが食べたい」と希望が入りました。四日間の茶事でヘトヘトになっていたにも関わらず次の日に、孫の為にはついつい希望の料理を作ってしまいました。入院中の孫には退院の日に合わせて炊きたてのご飯で塩おにぎりを作りましょう!新婚当時、奥さんの料理で何が美味しいの?と聞かれたら主人が「きんぴらごぼうですかねぇ」と答えた時には「はぁ?もっと手の込んだ料理もしてるよねぇ💢」とちょっと気分が悪かったのに、孫達に手の込んでいない料理が食べたい!と言われると嬉しいのはなんでしょう(笑)何の具も入っていない、ご飯とお塩だけの塩おにぎりですよ(笑)でも誰かが作った塩おにぎりじゃなくて、おばあちゃまの塩おにぎりと言ってもらえて幸せですね。

いよいよ、なかなか報告できなかった4日目です。
朝早く起きて温泉に入って、ホテルの前で開催されている朝市に行きました。前日にバスのガイドさんが「ホテルのすぐ裏のお店のトマトが絶品です、是非食べてみてください」と言われていたので買ってみました。本当に美味しいトマトでした。名刺をもらったので、それから時々送ってもらっています。昼神温泉の辺りは水引や水引細工が有名?とか!若い女性が水引で可愛らしいストラップなどを売っていらっしゃいました。可愛らしいマスクチャームを手に入れました。私は自分の好きな物ばかりみていたのですが、主人は茶事に使えそうな漬け物を買ったりしていました。見る所が違う!とちょっと反省しました(笑)
さぁいよいよ岩村城の登城です。普段ほとんど歩かない私は心配でしたが、娘に普段ほとんど歩かないんだから絶対に買って持って行きなさい!と言われた2本の杖?スティック?(ちょっと短かった様で前屈みで使っていました。国内外の山にトレッキングに行っている姉御からは安物買うからよ、安物は買っちゃ駄目よ!と怒られましたが、まぁ一回限りですから(笑))のお陰で、どうにか50分の道のりを踏破(山を登る方からは踏破なんて言葉を使うな!と怒られそうですが、私としてはそんな気持ちでしたよ)できました。上りよりも下りの方が怖かったですね。
岩村城は、日本百名城で日本三大山城、霧が湧きやすい為に「霧ケ城」とも呼ばれているそうです。戦国時代末期、織田信長の五男御坊丸が幼少だった為母おつや(信長の叔母)が実質的な女城主として領地を治めていたようです。霧ケ城と呼ばれるのは、攻められた際「霧ケ井」という井戸に蛇の骨えお投げ入れるとたちまち霧が湧き出て城を覆い尽くし城を守った!との伝説からとも書かれていました。
実践女子学園の基礎を築かれた「下田歌子」、日本の植物学の基礎を築いた三好學、幕末の儒学者佐藤一斎はこの岩村の出身だそうです。岩村の城下町には佐藤一斎の「言志四録」の言葉が至る所に書かれています。時間が無いので一つ一つをじっくり読む事はできませんでしたが、為になり考えさせられる言葉ばかりでした。
岩村はカステラが有名!と聞いていたので楽しみにしておりました。長崎のフワフワのカステラというよりも、昔からの製法で作った(江戸時代の製法そのままだそうです)しっかりした、とても美味しいカステラです。
カステラを買って、有名なかんから餅を買って、五平餅を食べて、女城主というお酒を買って楽しみました。
そうそう、私どもも少し関わらせてもらった朝ドラ「半分、青い」のロケ地だったので、ここに佐藤健さんが、ここに永野芽郁さんが来ました!と宣伝がありました。聖地の様になっているのでしょうか?
名古屋駅から新幹線に乗って帰ってきました。楽しくて、勉強になったツアーでした。
我儘な私達のツアーですのに、小田原駅にはわざわざJTBガイアレックの担当者の方が挨拶に来てくださっていて、恐縮してしまいました。
さぁ!来年は何処に行きましょうか?まだ中国には行けそうにありませんし、日本のあそこに行こうか?ここに行こうか?と思案中です。決まりましたら報告しますね。

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