あと少しで大暑、老陽次第に極まって大暑となる。
暦便覧では、暑気いたり、つまりたる時節なればなり、
国立天文台では夏の暑さがもっとも極まるころ、とあります。
この時期の七十二侯では、
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ、桐の実が生り始める、淡交社の窓から大きな桐の木が見えます、桐の実が生り始めてますよ〜)
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし、土が湿って蒸し暑くなる)
大雨時行(たいうときどきにふる、時として大雨が降る)
どちらにしても暑いって事ですね💦
又々、中国の時代劇を見ていたら(そんなに暇があるのか?と思われるでしょうが、夜主人が寝てから夜な夜な楽しんでいるんです)、貴族のお庭でギーコツン!と鹿威し(ししおどし)の音が……御丁寧に鹿威しが映像に……
アレッ!鹿威し?鹿威しって日本の物じゃないの?こんな昔の中国に有ったの?疑う訳じゃないけど私は日本発祥だと思ってたんだけど!時代考証してるよね?何処かで中国のドラマの時代考証は?なんだよね!と聞いた事があるような!でも、時代考証してるよね!と頭の中でグルグル🌀
中国や韓国の時代劇を観ながら、この焼物はこの時代に有ったのかな?とか気にはなるのですが……日本の時代劇を観ていてもお水やお酒を飲んでいるこの器はどう?と思うこともあって、職業病ですかねぇ?でもテレビ局にまでは電話しませんよ(笑)
そういえば、父(歯科医)はテレビを観ながら「この俳優さんの歯は綺麗だね!ちゃんと矯正したのかな?」とか言っていて、思春期の時は「うるさいなぁ!全く職業病なんだから!」と思っていました(笑)職業職業で見る場所が違うんですね。
鹿威しは石川丈山(安土桃山時代から江戸初期の武将)の隠居所だった京都の詩仙堂が有名です。
鹿威しとは、鳥獣を追い払う道具!
案山子(かかし、玄賓僧都(げんぴんそうづ)ともいう、平安前期の僧、玄賓が考えたとか)や鳴子も鹿威しなんですね。
よく知っている水の力で音が出る鹿威しは添水(そうず、僧都)と云って、鹿や猪の侵入を防ぐ為に石川丈山が考えて作ったと書いてあります。
鹿威し、建築や作庭のものを調べてみてもやっぱり日本発祥っぽいのですが、どうなんでしょう?昔の中国に有ったかどうかご存知の方教えていただけますか(笑)