お知らせ・コラム

青年部西中国ブロック研修会

大好きな香りの金木犀が香っていて幸せです。
土曜日、日曜日と青年部西中国ブロックの研修会にて、主人が「茶席の灰〜風炉の灰(灰形)炉の灰(湿し灰の作り方)〜火入の灰を作ってみよう〜」の題で講演してまいりました。
西中国ブロックの皆様、お世話になりました皆様、有り難うございました。私は一緒ではなかったのでどんな具合でしたか分かりませんが、楽しそうに戻ってまいりましたので、ご迷惑もお掛けしなかったんだろう!と安心いたしました。
学園時代、主人がどんな灰を作っていたのか?あまり記憶にありません。それは、私が全く灰形に興味がなかったからだと思います。灰形なんて、どんなものか?どうやって作るのか?何も知らずに入った学園で、灰匙とやらを買わされていきなり、はい!明日の為に風炉の灰を作ってください!と言われた時の衝撃!横で作っていらっしゃる先輩の灰を覗き込みながら見よう見まねで作っていたら、男子の先輩が私の頭の上から覗き込んで「可愛い顔(若い頃ですから親しみを込めてくださったのかしら?)して、鬼瓦みたいな灰作ってるな」はぁ!?何が何だかわからないのに初めて作ってるのよ(怒)と心の中で思いながら、顔は笑って「初めてなので分からなくて」と答えた時以来、私には灰形は無理!と思ってしまい、全く灰形に対する興味も意欲も無くなってしまったのでした!とその先輩の言葉を、作らない、努力もしない言い訳に三年間逃げ続けました(笑)香代ちゃんが灰形のお当番の時には誰かが来てくれて作ってくれました(それは、そうしないと次の日の授業ができないから(笑))。そういう事で主人がどんな灰形を作っていたか知らないのです。
結婚して、茶道を教え始めて主人の拘って拘って作る灰形をマジマジと見るようになりました、そうなると益々私なんかの灰形は作っても使えないし、これは手を出さない方が良いな!と又々逃げの姿勢。そうやって何年か経って、どうしても自分で作らなければならない状況に陥った時に、これはマズイ!と私なりの努力をしましたが、いまだに主人に文句(ご注意って言わなければいけないのかしら?)は言われますが、褒められた事は皆無です。それだけ灰(灰形も、風炉灰、炉の灰作りも)にこだわっている主人は、皆様に灰についてお伝えできる事がとても幸せな事なんだろう!と思っています。
多分、お伝えしたい事が多過ぎて時間オーバーになってしまったのではないかしら?と心配しておりましたが、少し端折ったけど時間通りに終わった!と報告が(笑)良かった良かった。
青年部西中国ブロックの皆様のおかげで私はこの二日間命の洗濯をいたしました。2人とも楽しくて幸せな時間でした。有り難うございました。
       宗香

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