昨日の土曜日に社中の炉開きを致しました。濃茶と薄茶、点心でお祝い致しました。利休様は柚の色づくを見て口切りを催し、と仰られました。本当にちょうど里でも木々が色づき始めました。錦のように彩られた季節になってこれから厳しい冬を乗り切る力を与えてもらってる様です。昔から旧暦10月の亥の日に炉を開けたり囲炉裏を開いたりしたそうです。五行と十二支の関係で「亥」は水を表す為にこの日に火を使う物を開いたようです、今も同じですが昔はもっと何もかも焼き尽くしてしまう火事は怖かったと思います。風炉の灰形が出来上がって最後に火床に水の卦を書くのも同じ様に火難除けのおまじないみたいなものですよね。この時期に頂く亥の子餅も「亥」と「子」が水を表している事からやっぱり火難除けに頂くのだそうです、いっぱい食べて火難除けしましょうね、私の場合これ以上太らない程度に‥‥(笑)元々は中国の俗信に由来し、旧暦10月の亥の日に餅を搗いて亥の刻にお餅を食べて無病のおまじないにしたのだそうです、これが平安期頃に日本に入って来て朝廷で御厳重餅として調進する儀式になり、そのお餅を初の亥の日には菊、二の亥の日には楓、三の亥の日にはイチョウそれにそれぞれしのぶを添えて檀紙か杉原紙に包んで下されたのだそうです。有名な仁清の香合に有りますね。今でも天皇陛下は儀式として亥の日亥の刻亥の方向を向かれてツクツクをお使いになられてうたを唱えながらお餅を搗く真似をなさっていらっしゃるのでしょうか⁉️分かりませんが茶道にはそういう古くからの習慣がまだまだ残っていて嬉しいですね。社中の炉開のお菓子は粟ぜんざいにしました、美味しかった〜❗️ぜんざいって出雲大社の神在祭に振る舞われる「神在餅(じんざいもち)」からきているのですね❗️ビックリ‼️ジンザイジンザイ〜ズンザイズンザイ〜ぜんざい❗️言葉は変化していきますねえ、楽しい〜〜😊