東京の稽古場に向かう途中見事に色づいている銀杏を見つけました。

京都堀川通りの銀杏並木を思い出し、今頃素晴らしく綺麗だろうと行ってみたい衝動に駆られました。

３６年前初めてこの銀杏並木を見ました、亡き母と初めて寮に向かったのも堀川通りです。京都の一年目は無我夢中、二年目はまあまあぼちぼち、三年目はけっこう楽しく過ごしました。

門限間際にお鍋を持って堀川通りをバタバタ走って渡ってラーメン屋さん(堀川通りを挟んだ向かいに有ったんです)にラーメンを買いに行った事や、そういえば銀杏の実を拾いに行った事、色々と思い出しました。秋といえば、寮の窓辺に柿を干しておいてそろそろ食べ頃・・・さあ明日あたり食べよう・・・と思っていたら、一つ無くなり、又一つ無くなり・・・・私の干し柿食べてた人だあれ？美味しかったでしょ。もっといっぱい干しておけばよかったな。冬はおこたの中で甘酒(ちゃんと麹で・・)も作りました、それも割としゅっちゅう・・・・・仲間たちが飲んでくれてたからでしょうか。楽しい楽しい思い出です。

あんなに素晴らしい先生方を集めて下さって、あんなに素晴らしい経験をさせて下さったのだからもう少しお勉強の事も覚えていると良いと思うのですが・・・そこのところはうーーーん・・・・・・

でも、三年間徹底的に基礎をたたき込んで頂いたおかげで今が有ると思っています。茶道の楽しさも苦しさも教えて頂きました、これは感謝しても感謝してもしきれない程です。これからも沢山の方と楽しく茶道を学んでいけたら幸せです。皆様と一緒に楽しく学んでいくことで、茶道がどういうものかさえよく分からないで入学した私を育てて頂いた恩返し(なかなか恩返しまでいかないですね)が出来るのではないかと思っています。

最後に主人と出会えたのも京都です、これもきっと感謝しなければいけない事なのでしょうね・・・(-_-;)ちょっとのろけました・・・・・