昨日今年初めて金木犀の香りに気がつきました。

この花の香りが漂うともう３０年も前の新婚旅行を思い出します。

数ある外国の中、主人のどうしても中国に行きたい・・・

という希望で行った、まだ日本で中国ツアーがあまり無かった頃の中国・・・・

どうして中国？と思ったものの押し切られて桂林に行きました。

桂林の桂は金木犀の事だそうです。桂花茶という金木犀のお茶も有名です。

水墨画のような景色を見ながらの川下り、素晴らしかったです。

ただ、昔の事なので船があまり綺麗ではなくちょっと大変でしたが・・・・

それより何より素晴らしかった事がありました。

街路樹の金木犀の花の香りです。町中が香っているかのような素晴らしさ・・・

お茶の原点でもある中国に対する主人の憧れはこの時からあったのでしょう。

ようやく主人の念願が叶ってここ十年余り毎年中国の古い窯跡巡りに行きますが、この時期の桂林にはそれ以来行く機会がありません。

もう一度行ってみたい所です。別に主人とじゃなくてもいいかなあ・・・・なんていうと叱られますね。

新婚旅行の帰りには持ち切れないほどの陶器をかかえ(すごーく安かったのです)

新婚旅行に行ったんだか、買い出しに行ったんだか分からないなと思いながら帰って来ました。

その時は実はいっぱい不満もありましたが、今になっては金木犀の香りと共に良い思い出です。

今はお茶の原点を感じられる毎年の窯跡巡りが楽しみになりました。人間変わるものですね・・・！！