二百十日も過ぎ、重陽の節句も過ぎて、もう少しで彼岸が来ます。なのに、最高気温30度超えでどうなってるの?と思います。
二百十日になってすぐに本当に台風が来ましたが、気象予報士さんが、秋の台風というよりも夏の台風のような動きですね。と仰っていましたが、被害が出てしまった地域もありました。お見舞い申し上げます。
本日の誠之会灰形講習は、藁灰講習をやっています。
藁灰は10月名残りの時期だけの灰形です。名残りの季節のみに使う、年代を経て鉄が朽ちている欠風炉(やつれぶろ)の灰形です。赤い前瓦に真っ黒に焼けた藁を置いていきます。名残りの風情がいっぱい感じられる灰形です。
塩水につけた藁(中身がしっかりとしている同じ位の太さの藁を選別するのも大変です)を少し乾かして焼いていきます。
焙烙に並べて焙烙で蓋をして焼いていくのですが、結構な割合で曲がってしまいます。焙烙を準備するのも、少し空気が出るようにするのもなかなか大変なのです。
家で割と簡単にできるのは、蓋付きのフライパン(笑)誠之庵では、藁も曲がりにくいようにふんわりとアルミホイルで巻き、ブスブスと穴を開け、フライパンに並べます。家も中だとものすごい匂いで(要するに燻製状態ですから)後が大変なので外にカセットコンロを置き、フライパンを乗せて蓋をして焼きます。最初は煙がモクモクと出ますがそのうちに煙が落ち着いてきて、そこからはチョコチョコ様子を見ています。焼きすぎるとただの灰になってしまいますし、焼き足りないと生焼けで薄茶色の藁になってしまいます。焼くだけでも大変ですが、それから灰に置いていく作業が有ります。
藁灰用(藁を置くので藁の分だけ低く、あまり急だと落ちるので角度を考えて、いつもは丸く作る火床は真っ直ぐに)に作った灰形の上に、そ〜〜っと置いていきます。灰形自体が藁を置いただけで沈み込んでしまうような柔らかさなので、そ〜〜っと置かないといけません。尚且つ藁と藁をくっつけて、灰の白い所が見えると興醒めです。なかなか難しい灰形です。難しさを知っているとお茶事やお茶会で藁灰を作ってくださっていると、頭が下がる思いになります。
灰形に限らず何でもやってみていると、亭主がどんなに大変な思いでご準備してくださったか!を感じることができて幸せになります。何でもやってみてくださいね。私は主人がやるので(私がやったものなんか気に入らないらしい(笑)やらなくて良いんだから私は楽なんですけれどね、ちょっとムッとします)やる必要が無くてちょっとラッキーですが。。。。。
土曜日に孫7号が生まれて初めて、1人を除いた12人で集まりました。1号は今日から試験なのに、出る迄集中して勉強してから、どうしても行く!と1人で電車とバスで登場しました。
2号、4号、5号は生まれてからずっと見ているので冷静ですが、1号、3号、6号は初めてのご対面で興奮気味でした。
5年生の3号は会った途端に、ヒョイと抱っこ。私の、大丈夫?の質問に「何人の新生児を抱っこしてきてると思ってるのよ、大丈夫に決まってるでしょ」の返事通り慣れたものですし、中2の1号は「可愛すぎて食べちゃうぞ〜」と言いながら片手でガッシリ!6号は大人から「座りなさい、そしたら抱っこさせてあげるから」と言われ「可愛いねぇ💕」と言いながら抱っこ、今まで赤ちゃん扱いだった6号もお兄ちゃまに見えました。
おじちゃまは仕事で来られない!と言っていたのに急いで仕事を終わらせて来たのですが、タッチの差で間に合いませんでした(残念)こうして甘やかされて我儘になると困るよね!の大人の声も虚しく、1番下の7号はお姫様に育っていくのでしょうか?愛情たっぷりで育ってくれる事でしょう。楽しみです。