街も山々も綺麗です。
何年か前に幼馴染3人とお詣りに行って、大きなおみ足に触れさせて頂き、人生頑張ってるね、これからも頑張りなさいよ!と言って頂いた様な感覚を体験させて頂いた、奈良 長谷寺のインスタでは、
泊瀬(はつせ)の山は あやにうら麗し あやにうるぐはし
の雄略天皇の御詠と共に、あやに麗しい風景の写真を送っていただきました。
こもりくの 泊瀬の山は 出で立ちの よろしき山の
こもりくの 泊瀬の山は あやにうら麗し あやにうら麗し
日本書紀の冒頭、泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや)にお住まいだった雄略天皇の御詠だそうです。
その写真は本当に、あやに麗し、あやに麗し、なんとも麗しくてなんとも麗しい!
幸せになりました。
茶飯釜の茶事をいたしました。
茶室の炉に掛かった釣釜でご飯を炊き、金色でお味噌汁を温め、炊き合わせを鉄鍋で温めて、お客様に振る舞う茶事です。
いつもは小間で行うのですが、コロナ禍の中、パーティションを置いて!なので八畳で行いました。
ご飯が炊ける香りを大事にする為に、初炭の時にはお香をたきません。ご飯が炊けるまでの間、床の間にかざった香合を拝見していただいたり、折敷に向付を置いてお出しして、お酒を出したり、それでも時間がある時には煮物椀を先にお出ししたり、その間いつご飯が炊けるかなぁ、香りがしてきてもうすぐ一文字が取れるかなぁ?!等とワクワクします。
亭主がよそって半東さんが取り次いでくれるご飯やお汁は格別に美味しいです。
いつもこの時期には、中国に美術ツァーに行っています。ですが、去年から行けない状況が続いています。だから!では無いかもしれませんが、
邯鄲の夢の枕、盧生(りょしょう)という青年が邯鄲で呂翁という道士と会い自分の人生の不満を打ち明けて、呂翁に枕(陶枕なので、焼いている間に爆発しない様に必ず穴が開いています、その穴から入った!と教えてもらった様な‥‥?)を借り寝ます。その夢の中で苦難を乗り越えながら立身出世する自分の一生を体験します。目覚めてみるとまだ寝る前に呂翁が炊き始めていた粟粥がようやく炊き上がったところだった!というお話です。粟粥とご飯、ずいぶん違いますがお釜で炊くのは一緒ですね。一炊の夢ともいう様です。
邯鄲は中国河北省にあり、磁州窯の近くです。磁州窯には2回?行っています。磁州窯では昔から陶枕(とうちん)が沢山できています。今でも窯元では沢山作られています。素敵ですよ!でもチョット硬いかな!
中国の8人の仙人の中の2人は、この逸話に出てくる廬生と呂翁です。2人が持っている暗八仙(あんはっせん、仙人の持ち物)が剣と軍配。又々吉祥寺の亀屋萬年堂さんに無理を言って、剣と軍配の干菓子を作っていただきました。いつも有難うございます。
楽しい茶事でした❣️