桜花爛漫の中「一楽ニ萩三唐津茶会」が無事に終わりました。ご参加の皆様有難うございました。
桜花舞う甘茶の中に立たれる、御誕生後すぐに七歩歩かれ「天上天下唯我独尊(天上天下にただ一人、誰とも代わることのできない人間で有り、何一つ加える必要もなくこの命のままに尊いのだ!と学者の方が解説してくださっています、人間一人一人代われる人は無く、確かにそうですね)」と仰った姿の御釈迦様に寄付でのお出迎えをお願いし(畏れ多くも)、濃茶席は玉舟宗璠筆の雲門の「東山水上行」圜悟克勤の「薫風自南来 殿閣生微涼」を、薄茶席は尊円親王筆の和漢朗詠集より春興 白居易 「花下忘帰因美景 樽前勧酔是春風」、雨 拾遺 読人不知 「さくらがり あめはふりきぬ おなじくは ぬるともはなの かげにかくれん」を掛けました。
古萩や古唐津、楽、萩、唐津、桜川文様、雲錦を使い楽しいお席になりました。
雇われ亭主(私(笑))は近年になく覚えるのに苦労いたしました(泣)楽は分かりやすいのです、ただし、宗入は〜、指を折りながら、長次郎、常慶、道入、一、宗だから五代、了入は〜、又指を折りながら、長次郎、常慶、道入、一、宗、左、長、得、了だから九代、楽が出てくるたびに長次郎から(笑)今回何回指を折ったでしょう?自分でもどうにかならないものか?と。。。。。小学一年生の頃、足し算をするのに指が足りなくなってどうしたものか?と困った事を思い出しました(笑)
え〜っと?三輪休雪さんは萩、坂高麗左衛門さんは萩、陶兵衛さんは田原さんだから萩、無庵さんは中里さんだから唐津、太郎右衛門さんは中里さんだから唐津、それに、十一代だの十二代だの、十三代だの、もう頭の中はグッチャグチャ!多分、今の方のおじいちゃまだと思いますよ!だの、あれっ?お父様かな?ほらほら人間国宝だった方ですよ〜!何ともいい加減な説明で皆様には申し訳なかった!と。。。。。
それにプラス、箱書、銘、塗師、釜師、好み、随分と頭を使わせてもらいました(笑)この調子だと何歳まで覚えられるかしら?とちょっと不安になった宗香でした。
お菓子は唐津の「けえらん」秀吉が唐津の浜崎のある諏訪神社にて戦勝祈願を行った際に「戦に勝つまで帰らない(けえらん)」と言った事に由来する400年もの間愛された「伊藤けえらん」さんの生菓子、白のお餅と蓬のお餅が有りどちらも捨て難く2個も召し上がっていただきました。干菓子も唐津の「開花堂」さんの貝のお菓子「さよ姫」これは6世紀に朝鮮出兵時に別れなければならなかった恋人を鏡山から領巾(ひれ)を振って見送り帰りを待ち石になったという松浦佐用姫伝説からの命名だそうです。もう一種は萩「光圀本店」の丸漬、明治になり困窮する萩の武士が庭に夏蜜柑を植え生活に足しにしたそうです。各地のお菓子も楽しいですね。
1日目は好天に恵まれましたが、2日目は雨、社中曰く「この所宗誠先生の雨男振りがだいぶ弱まっていたのに、やっぱりお誕生日は雨男振りが強くなって勝てませんでしたね」と。。。雨にも関わらずお出ましいただいて有り難かった茶会でした。
宗香
2026/04/10