もうすぐ穀雨、春雨降りて百穀を生化すればなり、という様に雨が降る日が多くなっています。穀物には大事な雨が良い具合で降ってくれると良いですね。
美術ツアー4日目
嬉野温泉の美肌の湯のお陰で、スベスベのお肌で気持ち良く目が覚めました。毎日入っていたらきっとずっとスベスベなんでしょうね。
日本三大稲荷の一つ、祐徳稲荷神社へ
本殿に御参りするのには、階段と有料エレベーターが有ります。エレベーターで登ると開運おみくじと御守りをくださる!というのに乗せられて(それは本当か?楽したかっただけじゃないかな?さぁ、どっちでしょう?(笑))エレベーターで!後から階段を見ると、エレベーターで上がるほどの階段でも無かった様です。
お稲荷さん特有の赤い鳥居が並び、奥の院に続く様ですが奥の院迄はちょっと‥‥‥なので、少し鳥居の下を歩いて来ました。
肥前鹿島藩主鍋島直朝公の夫人、花山院萬子媛が朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請(かんじょう)された稲荷神社だそうです。萬子媛はお子様が早世なさった事で深く哀痛なさり寝食を忘れられる程でしたが、悟りを開かれ、身を神仏に奉じ心を千載不磨(せんざいふま、千年の後までも消えない事、永遠に残る事)の道に注がれた。と書いてありました。
桜と、清水寺の舞台を思わせる懸造りの風情は素晴らしかったです。
稲荷羊羹が名物!と聞いて皆様に召し上がって頂こうと一本づつ買ってきました。円筒形の筒に入っていて底を押して羊羹を出し、筒の上に付いている紐でクルッと切って食べます。
昼食に向かうバスの中、忍先生が「皆さん!さっきの羊羹を出して頂いて、切ってみてください!焼き物の底もそうやって切るので同じ様な模様になりますよ!日本と中国は切り口が反対ですから、反対方向にも切ってみてくださいね!」と!流石陶芸家!見所が違う!皆で「本当だ!すごい!」と言いながら楽しんで食べました。
昼食は竹崎カニ料理、九州はワタリガニ、私の子供の頃は母から「死んでいる蟹は食べちゃいけません」と言われていて、生きている蟹を自宅で茹でるか、お魚屋さんに
茹でてもらって食べていました。関東ではなかなか手に入らないので、久し振りに美味しかったです。ただ、ズワイガニの様に上品に食べられない所がちょっと難点です。手でむしりながらチュウチュウ吸って食べます。レストランでは関東から来たお客様用に、蟹を食べるスプーンみたいな物を用意して下さっていましたが、ワタリガニはあれでは食べにくいですね💦
同じテーブルの方には食べ方を伝授しましたが(笑)違う部屋で召し上がっている方達には伝授出来なくて、食べるのが大変だった様です。
宗香先生が蟹を食べるのが早くてビックリ!と仰った方がいらした様ですが、子供の頃から鍛えられていますからね。ついでにシャコの食べ方もご説明しました(笑)シャコも死んでいるシャコは食べた事がありません。関東にお嫁に来た当初、お魚屋さんにシャコをください!と言ったら、お鮨のねたの様に綺麗に並べられたシャコを出されて、「いえ、生きてるシャコをください!」と言って「そんなもん有るか!」と怒られた事があります(笑)
蟹やシャコはおやつでした。又茹でたてを食べたいなぁ!
美味しく蟹を食べて、福岡空港へ
空港へ向かうバスの中、時間があるので中澤先生に質問を‥‥
それまでのバスの中は、ほとんど中澤先生への質問コーナーでしたが(日本の焼き物は専門外だから!と仰っていましたが、御専門の中国陶磁のお話と絡めながら説明してくださいました)最後のバスの中もいろいろ、沢山お話していただきました。
もう少しで空港!という所で私から主人に「折角、背振山を通ってきたから、背振山と栄西禅師の話をして(栄西禅師が茶を持ち帰って、背振山の霊仙寺に日本で初めて蒔いたとされています)!」と話をふりましたら、なんと、陸羽の茶経の話から初めて、それじゃあ空港に着くまでに栄西禅師の話までいかないじゃない!背振山の話をしてよ!と最後まで私に怒られている主人でした。
福岡空港から羽田へ
福岡空港でバスの運転手さんとお別れ、この旅が無事に和やかに終われたのは、堀川観光バスの穏やかな性格でいらっしゃった運転手さんのお陰とも言えます。お婿ちゃんから、大型バスはタクシーじゃありませんからね!あっち行ってください!こっち行ってください!って言っちゃ駄目ですよ!と言われていたのに、ちょっと我儘を言った私達にも動揺せず対応してくださいました。有難うございました。
名残惜しく福岡からの帰路につきました。ですが、やっぱり関東が我が家、羽田空港へ帰ってきてなんだかホッとしました。
皆様も無事に元気に帰られて良かったです。
羽田空港には、今回の旅の旅行社JTBガイアレックの担当の方にわざわざお出迎えいただいて、恐縮でした。担当の方のお陰で、ホテルも何もかもグレードアップしていただいて、贅沢な旅になりました。感謝です。
こんな状況の中、同行して下さった中澤先生、川瀬先生、お集まり頂いた会員の皆様本当に有難うございました。
添乗員の井上さんも、我儘なおじさん、おばさんのお世話、大変だったと思います。有難うございました。これから国内旅行の時はこれに懲りずに又付いて来てくださいね。