お知らせ・コラム

絶対に人を信じてはいけません(笑)

3月から5月にかけて吹き荒れていた風が2月なのに吹き荒れています。被害も出ているようですが、いかがでしょうか?「春の嵐」とか「メイストーム」とか呼ばれます、これから暖かくなってくる前兆でもありますし、被害が出なければ希望の現象ですが被害が出ますからねぇ。困ったものです。

一昨日、用事があって娘と車に乗って目的地に向かいました。私はいまだに小田原の地理が分からず、小田原在住十何年の娘が一緒の時は娘頼りで運転しています。ちょっと急いでいた事もあり、いつものインターよりはもう一つ先のインターの方が時間短縮になるんじゃないか?との娘の意見に「あそこのインターは降りてからが複雑だから降りたくないのよねぇ〜、なるべく避けてるんだけど」という私に娘が「大丈夫!出た所は右折できないけど、ちょっと行った所で右折できるから!」「そうなの、じゃぁそっちで降りようか」と出たくないインターで降りました。確かにちょっと行った所に信号が有り「そこそこ!そこを右折して」と娘が、なんだか対向車線には車がいっぱいで曲がりにくいなぁ!と思いながら少し強引に右折したその時!ウーウーとサイレンが、後ろを見ると絶対に私よね!と思わせる近さでパトカーがいます、娘は「なになに!何にもしてないのに」と、「何かしたからサイレンを鳴らされてるんじゃない」という私に「おかしいなぁ!何なんだろう?」と怪訝そうな娘、パトカーの「止まってください!あぁ、そこは邪魔ですからもう少し先で」のスピーカーに、「ハイハイ、そんなに大きな声で言わなくても止まりますよ」と私、娘は助手席でおかしいなぁ?を連発、おかしくても止められてるんだから!と2人で大爆笑しながら窓を開けると「あそこは右折禁止ですよ、標識見えませんでしたか?」の警察官の問いに娘は助手席から大爆笑しながら「私です、私です、右に曲がれって言ったの私です(警察官にしてみれば誰が言ったかなんて関係ないですよね)」あまりに2人で大爆笑しているので不審顔の警察官は大爆笑が収まるのを少し待ってくれて「説明しても良いですか?右折禁止を曲がったので書類を作って来ますからお待ちくださいね」大爆笑しながら「はい、待ってます」書類待ちの間又2人で「だから前のインターで降りようって言ったじゃない、あぁあ捕まったじゃない」「だってここ曲がって良いと思ってたんだもん、ごめんごめん(絶対に心からのごめんじゃないオーラで)」と、書類ができて「これが書類です、減点2点です、罰金はなるべく早く納めてくださいね、今後はよく標識を見て運転お願いしますよ」「はい、申し訳ありませんでした」と窓を閉めた途端私は娘に「私の2点返してよ〜、せっかく無失点だったのに」と文句を言いながら目的地に着きました。絶対に人を信用してはいけません(笑)
お稽古の時に社中が点前中、さぁお茶を入れよう!と茶入や薄器の蓋を開けて「あれ?お茶が入っていませんでした、入れて来ます」という事があります。どうもお茶が入っている!とはなから信じていて確認していないのです。私からは「用意してありますよ!と言われてもちゃんと確認しないと駄目ですよ、用意してあげた方も、ちゃんとやってあげたのに!と思わないで亭主が確認するのは当たり前!と思ってくださいね」と言っています。
ずっと前の暑い夏の茶会の日、お客様にお水を見ていただいて涼しさを感じていただこうと口の広い水指を使いました。大きいので置き水指にしました。点前座に据えてあったので私は当然お水が入った状態で置いてあると思い込んで確認作業を怠りました。点前を始めて水指の蓋を開けてみると、何と、水が入っていないのです。一瞬どうしようかな?と思ったもののこうなったらどうしようも無いので「あら〜!折角皆様に涼しく感じていただこうと思ったのに、空っぽでした!直ぐに涼しそうにして来ますね」と急いで水指を持ち帰り、水を満杯にしてソロリソロリと持ち出しました。お客様が優しい方達でしたので、笑って見過ごしてくださいました。
準備してくださった方を疑うわけでは無いですが、何でも自分の目で見て確認する事が大事ですね。違反切符を眺めながら、確認の大事さ!を再認識させられました。
でもねぇー!2点減点は悔しいなぁ!
        宗香

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