昨日は九月九日重陽の節句でした、前にコラムで書かせて頂いた様に陽の最大の数が重なる日、おめでたいが最大になるけれど極まってしまって注意もしなければいけない日でもある様で自分を戒めて過ごしました。
先日床の間に雲裡依然萬仭峰という賛に富士山?と雲水さんらしき人の画が描かれた軸をかけておりました。その軸を見ていたら箱根八里の歌を思い出しました。何だかそんな歌詞だったなあ〜?と!箱根の山は天下の剣函谷関もものならず‥‥萬仭?萬丈?の山?峰?千仭の谷前にそびえ‥だった様な???稽古中に歌ってみたもののそれ以降の歌詞が全く思い出せない!それで調べました!長〜〜い難し〜い歌詞でした、そう言えばそんな歌詞だったなあ〜とあらためて声に出して歌ってみたらなんと覚えている曲と歌詞が合わない!どこかで字余りみたいになっていて、え〜〜!と思い又々今度は歌を検索してみました、今は便利ですねちゃんと出てきました。チョット覚え違いをしていましたね、でも歌詞は漢詩の様でなかなか覚えられなくてびっくりでした。歌詞を作られた鳥居忱という方は李白の漢詩や中国の故事古典を盛り込まれておられてすごいなあ!と感心いたしました。歌詞にある函谷関はどうも長安と洛陽の間の関所で河南省にあるらしく、来年の美術ツアーは河南省なので行ってみた〜〜いと調べたのですが広い広い中国、来年行く所とは随分離れている様で諦めました。そのうち函谷関も蜀の桟道も行ってみたいな!そうそう、歌詞は萬丈の山、千仭の谷でした。丈も仭も長さの単位で仭には諸説ある様ですね、まあどちらにしても高〜〜い山と深〜〜い谷に囲まれているという事のようです。今は車でブ〜〜ンと上がって行きますが昔は大変な難所だったのでしょうね。とても歩けない!!!今の時代に生まれて良かった!