お知らせ・コラム

秋鮭

朝夕は秋らしい「律の調べ(りちのしらべ)」や「律の風」と呼ばれる風がそよそよと吹いています。

律、日本や中国、朝鮮半島に伝わる音階、十二律(十二律と六調子は文化デジタルライブラリーの雅楽で説明してくださっています。西洋音楽の平均律とは違うと‥)六つの律と六つの呂(りょ)で出来ているようです。

中国では陽の律、陰の呂で、日本では逆の陰の律、陽の呂となるような説明のものも有りました。陰の風と考えると秋の物悲しさにぴったりするような‥‥

どちらも綺麗な言葉です。

北海道の友人から、鮭が鰤をお供に泳いでいきますからよろしく!と主人にメールが来ました。

次の日、頭から尻尾まで70センチから80センチもあろうか?と思う丸々と太った秋鮭と鰤が、宅急便のお兄さんに担がれて泳いできました。

すご〜い!うちの台所の流しは、茶事をする為に少し大きな流しなのですが、流しいっぱいの大きさでした。

さぁ!捌くぞ!と気合を入れて出刃包丁を!と思った時、あっ🤭そういえば、普段や茶事の時には、お魚屋さんにさくにして頂くのであまり必要ないので、もう少し良い出刃包丁を京都に行った時に有次さんにでも寄って買おう!と思ってあんまり良くない出刃包丁を捨てたんだった!コロナで京都に行けなくて買ってないんだった!と思い出しました。買ってから捨てればよかった💦と後悔!

出刃包丁が無くてこれを捌ける?と不安でしたが、仕方ないので一番切れそうな丈夫そうな包丁を持ち出し、鰤の頭以外はどうにか普通の包丁で、大きな鰤の頭を外す時にはノコギリでも持ってくる?と主人を呼びましたが、主人が力づくで切ってくれました。おぉ!男らしい!とはあんまり思いませんでしたが(笑)

頭を半分に割って、3枚におろして、秋鮭の白子はすぐにお湯に通してポン酢で美味しく頂戴して、身は切り身にして、中骨のまわりはスプーンでこさぎ取ってふりかけに、余す所なく分ける事ができました。まだ全部は頂いていませんが、美味しかった❣️

塩焼きも良いなぁ!幽庵も良いなぁ!普通に煮魚も良いなぁ!バター焼きも良いなぁ!さぁ全部楽しませて頂きましょう。

秋の始まりは葡萄を皆様から沢山頂戴し(孫達は葡萄が大好き、食後にも、お弁当にも、お腹大丈夫?と聞くほど止まりません)、松茸も(松茸ご飯は家族みんなの大好物!孫の一人は「松茸ご飯を食べると、普通のご飯が食べられないよね」と言うほど、「どんなに頑張っても一年に一回しか食べられません!」)、栗ご飯も(栗ご飯は何回か食べられますが、こちらは剥くのが大変でなかなか‥)、新米も、お芋も、実りの秋を堪能しています。幸せ〜❣️

 

 

 

 

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