お知らせ・コラム

神無月

小雪も過ぎたのに、暑かったり、寒かったり、洋服選びに迷ってしまいます。今はなかなか行けない中国旅行で培われた寒かったら上からどんどん着ていく、暑かったらどんどん脱いでいく(下は半袖Tシャツ位の感覚)方式で乗り越えてます。
本日は旧暦10月14日、神無月です。
全国は神無月ですが、出雲だけは「神在月(かみありづき)」と呼ばれる事は有名ですね。出雲大社に全国の八百万(やおよろず)の神々がお集まりになられるから神在月、出雲以外は神々がいらっしゃらなくなるので神無月、この時期、出雲ではどんな事が行われているのでしょう?
出雲大社では神迎祭11月22日 神在祭11月23日〜29日が行われていると出雲大社様がお知らせくださっています。
神事(かみごと)を司られる「大国主大神」様がお鎮(しず)まりになられる出雲大社に全国の神々がお集いになられ、人々のしあわせのご縁を結ぶ、大国主大神が主宰される会議「神議(かみはかり)」がなされる故事に由来し、
稲佐の浜で「神迎神事」にて全国の神々をお迎えして、「龍蛇神(りゅうじゃしん)」様のご先導で出雲大社迄御神幸され、神迎祭がお仕えされ、それから一週間様々な神事が行われ、最終日には神議が結ばれて遥々全国からお集いになられた神々に謝恩の祈りを捧げ、出雲大社からの御出立をお送りする神等去出祭(からさでさい)が29日午後四時に行われ、神職の「お立ち〜」の高声(こうしょう、こうじょう、こうせい)とともに全国の神々が出雲大社をお立ちになるそうです。
1週間、神々は人々の幸せを一生懸命話し合ってくださっているのですね。有難いことです。
神迎祭が稲佐の浜で行われるという事は、神々は舟でいらっしゃるのかしら?龍蛇神様にご先導されての、出雲大社までの御神幸は輿に乗られるのかしら?まさかの歩き?私に文章や絵画の才能が有ったら、御神幸をどんな風に書いただろう?どんな風に描いただろう?と思いますが、なんとも才能が皆無だからなぁ〜!残念です(笑)神々は会議以外の時間はどういう風にお過ごしになっていらっしゃるのかしら?神々のご宿処は東西十九社みたいですね。人間と同じ様にお酒も入ってワイワイガヤガヤ楽しくお過ごしなのかしら?
なんていい加減な!と自分でも思いますが、こういう風に大らかに神を考えられる日本人で良かった!
各神宮では新嘗祭(にいなめさい)も執り行われています、新嘗祭も元気で仕事に励み実りを得られた事に感謝できるお祭り、いろんな物に感謝できて幸せです。
中学生時代から私の精神的な礎となったキリスト教でも、クリスマスが近づいています。思春期からの不安定な時期に、誰にも言えない悩み事を心の中で天に向かって話し心を落ち着かせてもらった事、それも感謝です。
人それぞれ、その年代それぞれ、心を落ち着かせてもらえる物は違いますが、私はずっとそういう物があった事に感謝しています。
今の精神安定剤は孫達かなぁ!小さくても、大きくなっても私に寄りかかってくれる体温は温かいです。

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