お知らせ・コラム

無知

本日は東京に来ています、休日の東名高速は渋滞がなく平日の半分以下の時間で東京までたどり着きます。嬉しいですが、休日の高速道路は、思わぬ走り方をする車が多くて結構走りにくいのです、平日は、この車はこうしたいんだろうな、だったらこちらがちょっと急ごうか!とか譲ろうか!と大体見当がついて対処できるのですが、休日に走っている車の中には、どうしたいのかな?と見当のつかない走り方をする車がたまにいらっしゃいます(笑)スピードを出して走っていたのに急にスピードダウンして、あれっ!どうしたのかな?抜かしちゃおうかな!と思っていたらまた突然スピードが出たりするので、車の中で何かなさっているのかしら?と思ってみたり・・・・その話を娘にしていたら娘が「それ、私の高速の運転だわ」というので「車の中で何かしてるの?」と聞いてみましたら「違う違う!あっ!スピードが出過ぎちゃった!落とさなきゃ!あっ!落としすぎちゃった!上げなきゃ!と思うのよね」「え〜!そうなの?聞いてよかった、じゃぁこれからはそういうことね!と思って運転するわ」と・・・原因がわかって(みんながそうではないのでしょうが)ちょっと対処法が分かったような気がします(笑)年齢が上がってきて自分が信用できなくなって、オートクルーズや自動ブレーキなど諸々全て付けてもらった車に乗っていますがそれに安心せずにとにかく安全運転しなくては!と思っています。

昨日、知らないってことは恥ずかしいな!と・・・・・

社中が「軸の風帯はどうしてついているんでしょう?、スズメよけ?田んぼの鳥除けに銀色の紙がぶら下がっているのと同じなのかしら?」と、昔は案山子(かかし)が田んぼなどに立っていましたが、そういえば銀色の紙が風に吹かれて揺れている光景を見ます。「え〜!それって違うんじゃないの?一応調べてみますね」と笑ったのですが・・・・・

茶道辞典を見てみると、風帯は中国では驚燕(きょうえん)・払燕(ふっえん)とも称して鳥除けだったと言われる!と書いてありました。え〜!由来は鳥除けなんじゃない!払子(ほっす)の由来が蝿払いだった!と知った時もびっくりしましたが、風帯の由来が鳥(燕)除けだったなんて!日本で外に軸をかけている風景を見ることがないので(野点の時に小さな軸をかけたりはしますが)鳥除けなんて思いもしませんでした。

そういえば、中国の時代劇を見ていると、屋台みたいな所で掛け軸(画賛とか?)を売っていたり、外に掛け軸を干していたりという場面が出てくるなぁ!と思い出しました。

雀じゃなくて燕だったけど、鳥除けに間違いは無かった!知らないくせに笑ってしまってすみませんでした!と社中に急いでラインしました。

軸装にも真・行・草があり、真(佛表装とも)には真の真、真の行、真の草、行(大和表装、幢補とも)には行の真、行の行、行の草、草(茶掛表装、輪補とも)には草の行、草の草、が有るそうです。

一文字、中廻し、天地の裂地の使い方や裂地の種類、揉み紙を使った侘びた表装、表装は奥深い!と実感しました。

軸といえば、床の間の釘の位置が高い場合に、巻緒は軸を巻く為の物で吊るす為の物ではないのですが日本の時代劇などでよく巻緒で軸を掛けている光景を見ます、よく見てみてください。自在が無かったりするのかもしれませんがあれは間違いなんですけれどねぇ!私共も撮影の時に随分あれはおかしいですよ!と伝えたのですが・・・・・

今回の風帯事件は本当に恥ずかしい限りでした。

ギリシャのソクラテスの「無知の知」ではないですが、自分が無知だと認める、認めた上でどうしようか!と考えたり知識を蓄えたりすることが大事だと痛感しました。

無知は恥ではないが、知ろうとしない事は恥である!の言葉を胸に勉強していきたいです。

「はぢをすて人に物とひ習ふべし 是ぞ上手のもとひなりける」「稽古とは一より習ひ十を知り 十よりかへるもとのその一」を心に刻んで。

宗香

 

 

 

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