記録的な豪雨で多くの被害が出ています、被害を受けられた方々がどんな思いでいらっしゃるか、心が痛くなります。去年と同じ様に私の故郷も豪雨に見舞われました、実家の弟にメールを致しましたら近くの桜通りという道路が川の様になっていると返事が来ました。少し前までは考えられなかった気候の変化でこれから世界はどうなっていくのだろう？と心配になってしまいます。

桜通りという通りは道路の中央分離帯（そんな大きな道ではなくて、車通りの多い道でもありません😰）に桜の木がズーッと植わっています。桜の花の時期は見事です。今は桜祭りもあるようです。その桜通りの道沿いに私の初めての茶道の先生の稽古場が有りました。明治生まれのそれは優しい先生でした。中学入りたての多感な時期、モヤモヤした気持ちや悩みを抱えていてもお茶のお稽古に行くと全部忘れて気持ちを整理する事が出来る有難い場所でした。包み込んで下さっていた先生の気持ちの大きさだった様に思います、この歳になってもまだまだ先生の気持ちの大きさにはたどり着く事が出来ませんが、いつか先生の様な大きな人間になれると良いのになあ〜〜！と思ってしまいます。裏千家学園に行くと決まった年の桜の頃先生が香代ちゃんの壮行会をしましょう！とその桜満開の中央分離帯に御園棚を持ち出してお茶会をしてくださいました。社中がみんな揃って華やかに着物を着て道の真ん中でお茶会！当然車の中からも通行している人達からもジロジロ、あそこで何しているの？状態でしたが素敵な思い出です。その後桜祭りが始まりました、社中の方からあのお茶会を見て、お祭り出来るんじゃないか！というので始まったらしいよ！と聞いたのですが、それは本当の事かしら？