ちょっとコラムを書く気力が無くなるほどびっくりして、突然のお別れに呆然とした何日かでした。
主人にとっては血の繋がった兄よりも太い絆で繋がった兄貴が亡くなってしまいました。若い頃はお酒を飲むと、大の大人が何してるの!と私に怒られる程取っ組み合いでじゃれあって、「小澤の為なら何でもやってやる!」と公言してくれていました。でも、兄貴の偉い所はここで手を出すと小澤の為にならない!と判断した事は自分でどうにかしてみろ!と突き放す度量です。陰で私には、「最後までどうにかやってみさせて!見てるから、どうにもならなかったらどうにかしてやるからな!」と私の頭をポンポンと叩きながら言ってくれていました。気の強さを装っている(本当はどうなんだか💦弱い人間だと自覚はしているんですが‥)大人の私に頭をポンポンとしてくれる存在はなかなかいませんでしたから、私も全幅の信頼を置いていました。
娘達にとっては、子供の頃は只々可愛がってくれて、中学生位になると子供同伴で大丈夫なパーティーや食事会で会うと、そっと背中に手を当ててレディーファーストで会場に入ってくれたり、誘導してくれたりとまだヤンチャな娘達をいっぱしのレディーとして扱ってくれる理想のおじちゃまでした。
コロナ禍で会える機会も少なくなって、コロナが落ち着いたら食事に行こう!と思っていた矢先でした。何故か亡くなる何日か前のお稽古で皆様に、こういう人が居てね!と兄貴の話をしたばかりでした。
病気の事は誰にもいうな!と言っていたように、弱った姿はきっと誰にも見せたくなかったのでしょう!最後までカッコよく、頼り甲斐のある兄貴として逝ってしまいました。
これまで沢山の愛情をありがとう❣️大人としての心構えを教えてくれてありがとう❣️恥じないように生きていくね‼️