お知らせ・コラム

春ですね。

まだまだ雪におおわれている所も沢山あると思います、お稽古にいらっしゃる方々の中にもまだまだ春は遠くて・・・・とおっしゃる方がいらっしゃいます。でも待っていれば花が一斉に咲き始めますよ・・・綺麗ですよ・・と教えて頂きました。是非伺ってみたいですね。此処湘南では立春の声を聞いた途端に梅があちこちで咲き始めました。水仙が咲いて、梅が咲いて、周期的に雨が降るようになって、あともう少しで色々なものが目をさます季節になりますね。楽しみです。今日は旧暦の1月5日、立春はたしか・・・旧暦の12月24日でしたから(年のうちに 春は來にけり 一年を去年とやいはむ 今年とやいはむ)の歌のように年の内の立春でしたが、自然は敏感に春を感じとってくれていると嬉しくなりました。

梅の異称は色々とあってこれも日本の心が感じられて嬉しいものですね。此花、花の兄、春告草、好文木、君子香、こんなに異称があるという事は昔から梅の花を待ち望んでいたのでしょうね。

梅の花と言えば私の郷里九州の太宰府の飛び梅を思い出します、お花見がてらお参りに行くと、菅原道真が(東風吹かば匂おこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな)と詠んだ梅の木が道真を慕って飛んできたと、母に教わっておりました。梅もとても綺麗ですが、何よりの楽しみはお参りが終わって、ようやく食べさせてもらえる(梅が枝餅)・・・・・・・今は実家から太宰府まで高速道路で1時間程で行けるようになったお陰で、暇を見つけてお餅を食べに(おっと、お参りに・・・・)行きます。結局は食べ物の話になってしまいました・・・・・

大宰府にはもう一つ思い出があります。36,37年も前・・若かりし頃、大宰府の曲水の宴でお姫様をさせて頂きました、どうしても十二単が着てみたいと四六時中言っていた私の願いを色々な方に母がお願いして出させていただきました。又、どうしても自分の髪できちんとした日本髪を結ってみたいと駄々をこね、北九州でもうお一人かもしれないという髪結いが出来る方を見つけて日本髪を結わせてくれたのも母でした、といた後、びんつけ油を洗い流すのに大変だったこと・・・・・・こうやって考えると両親には随分迷惑をかけてますね、感謝しなければ・・・・・・・

 

 

 

一覧に戻る

pegetop