亀蔵棗のお陰で、何かきっかけがないと調べてみよう!という気が起こらないので少し卦の勉強が出来て有難いです。
夏(か)の時代の前、三皇五帝(さんこうごてい、さんのうごてい)神話伝説時代の中国神話に登場する神とも帝王とも云われる、伏羲(ふっき、ふくぎ)が河の中から現れた龍馬の背中の模様を見て、天地の理(ことわり)を理解して発明したと言い伝えられる(河図、かと)八卦
夏王朝を創始した禹が洛水を通りかかり河の中から出た神亀の甲羅に描かれた九星の文様から出来たとされる、洛書(らくしょ)、洪範九疇(こうはんきゅうちゅう、政治道徳の九原則)
河図は十数図とされたようで、奇数を天の数5個、陽、白で表し、偶数を地の数5個、陰、黒で表したそうです。
洛書は九数図、縦横斜めの総和が15になる魔法陣(魔法陣😅アニメや映画の世界みたいでワクワク!)になるんだそうです。確かにそうなっていますね。
亀蔵棗の紋様は一番上に五黄が有って、十数図に合っています。
先天図、後天図、中天図という物もあるそうです。先天図は伏羲作(上下高低の観念)、後天図は文王作(東西南北の観念)、と書かれているものが多いです。裏千家の八卦盆は後天図なんでしょうかねぇ!?
八卦は其々自然、性情、家族、身体、動物、方位、五行の意味が有るようです。これも先天図と後天図とは意味合いが違うようです。普段お稽古で使う八卦盆で説明しているのは後天図の方位のようですね。八卦盆の向こう側、北から右回りで行くと
坎(かん)☵、水、北、五行は水、玄武、黒、冬
艮(ごん)☶、山、北東、土
震(しん)☳、雷、東、木、青龍、青、春
巽(そん)☴、風、南東、木
離(り) ☲、火、南、火、朱雀、赤、夏
坤(こん)☷、地、南西、土
兌(だ) ☱、沢、西、金、白虎、白、秋
乾(けん)☰、天、北西、金
卦に対する意味はもっと有るけれど、これだけでも全部覚えられない💦なので、最低限、東西南北位覚えておくと良いかなぁ〜!と思います。
重た〜〜い、裏千家歴代好物集は乾(けん)と坤(こん)と解説に分かれています。乾は天、坤は地、合わせて天地、へ〜〜!劉邦、項羽の話からの大勝負の意味で使う「乾坤一擲(けんこんいってき)」
非常に珍しい価値のある書物を表す意味に使う「河図洛書」
八卦や九星、易、難しいけれど、茶道でも、普段の生活でも、色々な場面で目にしますよね。因みに、私の九星気学の本命星は九紫火星です!娘から、好きねぇ〜〜🤣と言われますが‥‥
三皇五帝の時代というと、炎帝神農を思い出します。それまで書いていると長くなるので、神農の事は又の機会に!お茶とも縁の深い方なので‥‥