お知らせ・コラム

幼馴染旅行

6月5日は芒種です。もう既に田植えも終わっている所が多いのですが、芒(のぎ、誠之庵にいらっしゃる方は禾目天目(のぎめてんもく)を手に取ってご覧になっているので芒の意味も良くお分かりになりますよね?よく説明していますが大丈夫ですか?(笑))を持つ穀物を植えるには良い季節になりましたよ〜!って事ですね。
入梅とか梅雨も梅の実が熟する事からの字だと言われているようですが、誠之庵の梅の実が何十年も経って初めてビックリするほどの豊作でした。足が痛くて学校を休んでいた孫4号と娘が収穫を、3キロ弱取れました。
誠之庵の梅と、娘の友人から頂いた梅、約8キロ程の梅を使って梅シロップを作りました。電磁調理器のタイマーをつけて弱火にかけて放っておけばできるので簡単で美味しくて、蜂蜜と氷砂糖なので水分が入っていないせいでしょうか?一年常温に置いておいてもカビる事もなく、疲れた時にクエン酸補給ができるので助かっています。孫達は炭酸で割って梅ソーダにするんだそうです。このレシピを発信してくださった発信者の方に感謝です。

幼馴染旅行は、お知り合いの皆様から「今年はどうでした?」と声をかけて頂くほど、皆様周知の恒例行事になってきました。
今年は、インバウンドも含めての京都の観光客の多さを報道で知らされて、少し怯えてしまって京都市内は諦めよう!と天橋立に行ってまいりました。
京都駅から特急はしだてで2時間ほどの行程でしたが、ウトウトしながらも緑の多い山の景色に癒されながらの旅でした。
宿は建築家吉村順三先生の設計で、昔ながらの階段も有って(酔っ払ってると危ないかもしれない)、天橋立運河や松並木に面していて、時々観光船がポー!という汽笛を鳴らしながら通って行くのも風情がありました。
お風呂もゆったりとして、スタッフの方々もとても良い感じでフレンドリーで、天橋立は食を司る豊受大神(とようけのおおかみ、伊勢神宮外宮(げくう)の神様です)の故郷でもあるので、それはそれは美味しい食材も満載でお食事も楽しみました。
流石に、元禄に知恩寺山門前の「勘七茶屋(知恵の餅の茶屋だったのでしょうね)」が原点のお宿なので、お部屋に通る前にロビーで頂いた「知恵の餅」の美味しかった事!買って帰りたかったのですが何せ賞味期限が1日なので持って帰る事もできませんでした。召し上がってみたい方は是非天橋立へ(笑)知恩寺の門前で売っていますよ。
2日目は朝から美味しい朝食で「お腹いっぱい!」と言いながら観光へ。
取り敢えず観光船に乗って宮津市側へ行こう!と観光船乗り場へ、切符を買うのに切符売り場に行くととっても親切なお兄さんが「こちら側の股覗きはケーブルに乗るのに随分並びますけど、宮津市側が昔からの股覗きでケーブルも2本あるのでそんなに並ばないで行けますよ」と教えてくださって、じゃぁそうしましょう!と観光船とケーブルの切符を買い、イザナギノミコトが天と地の逢瀬の為に梯子を立てた「天の橋立」が寝ている間に倒れ伏してしまったと「丹後国風土記」に書かれている砂嘴(さし)の一本道、天橋立を見ながら対岸へ。
さほど待つ事もなくケーブルで上がると、成相寺に行くバスが有りますよ!との事でバスの切符売り場へ。そこでも親切な売り場の方が「この期間だけ、普段はバスで行けない成相山パノラマ展望台までバスで行けます」と教えていただいて、バスに乗り込みましたが、高所恐怖症の私には過酷な道のり!「道ギリギリを走ってるんだけど!道の横崖なんだけど!」と思いながら、騒ぐわけにもいかずグッと我慢の道のりでしたが、展望台から見る天橋立はなんとも素晴らしいという言葉でも表せないほどの絶景でした。恐怖に打ち勝って登ってきただけの事はあった(自分で歩いた訳でもないのに(笑)バスに乗ってただけなのに(笑))!と納得しましたが、帰りもあの道を帰るのか〜!と随分心が重い想いもしました。
途中で成相寺に。朱塗りの門と守護神の仁王像、704年に文武天皇の勅願所として開かれた成相寺は、山岳信仰の場でもあり、尾根に居るという龍が暴れないように多くの人が祈祷に訪れた場所でもあります。本堂の「真向の龍」は左甚五郎作との事で躍動感あふれる龍でした。
雪舟さんの国宝「天橋立図」もここの様子を極楽浄土に見立てて描かれたとも言われています。
バスでケーブル乗り場まで降りて、股覗きの場所へ、いつだか股覗きをしていてちょっと押されて落っこちた方の報道を見ていたので、高所恐怖症の香代ちゃん(平塚の竹万のご主人は私の高所恐怖症を見てとっても喜ぶのです、私が怖がっているのが面白いらしいです、悪趣味な(爆笑))は怖くて股覗きは出来ませんでしたが(笑)
長くなりそうなので、この後は後日報告を‥‥この後も天橋立の観光案内が続きます(笑)

            宗香

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