もう三十年近くも前からお付き合い頂いていた陶芸家の川瀬竹志さんを忍んで、奥様にはご迷惑ではないかと思いながらも毎年川瀬さんのご自宅へ押し掛けています。
亡くなられて四年になりますが私達の心の中では亡くなった感覚が無いほどいつも一緒に居て下さる人です。
主人が二十歳そこそこの時にお会いして、こんな方といろんな話が出来るようになるといいな、と思わせて下さって主人はそれを励みに色々な勉強をしたそうです。
主人の憧れの人であり目標の人でもありました。竹志さんと主人と二人で顔を寄せ合って尽きない話をしていた事を思い出します。
御病気が分かってからの竹志さんは大変な頑張りで病気の治療と陶芸家としての活動をなさいました。それに比べて主人の落ち込みようは大変なものでした。
治療中にも関わらず中国ツアーにも講師としてご一緒して下さって、最後の旅行で値切って(^_-)私に買って下さった杯は宝物です。
竹志さん縁の方達と、竹志さんが心を込めて造られた茶室で一服頂きながら、生前の竹志さんの話をします。
「なに勝手な事を言ってるんだかね」って思いながらきっとその辺で聞いているね、と皆で話しながら・・・・・・
四年たっても竹志さんの事を思い出すと涙が出てきます。その位私達夫婦にとって大切な人でした。
天国でみんなの事を見守ってて下さいね。いつもの優しい笑顔で・・・・・