お知らせ・コラム

宋磁

暑いです😱急に夏本番!関東のテレビではどの気象予報士さんも梅雨が明けた様な!様なを強調して放送していらっしゃいますね。逃げ道は必要です、何においても‥

先日最終日にようやく出光美術館の宋磁の展覧会を見てきました。見応えがありました。

定窯、磁州窯、耀州窯、鈞窯、景徳鎮窯、越州窯、南宋官窯、龍泉窯、天目、作品を見ているとそれぞれの窯跡の風景、空気等がさっと思い出されて、ガラス越しなのに手に取っている様な、作品が近ずいてくれている様な不思議な感覚になります。定窯の白磁は刻花文も印花文も素晴らしくこれに憧れて作品を作っていらした川瀬竹志さん(もっと長生きしてくれたらよかったのに!)を思い出しながら見ていました、黒定や柿定の陶片をどうしても見たいからみんな探して!見つけてくれた人には僕の作品あげる!と言われてみんなで必死に探したけれど見つからなかったなあ!とか面白い事も沢山あります。定窯のお皿や鉢は多くが伏せ焼き技法で作られているので覆輪をかけいる物があります、温かい白磁の色に金属で覆輪をかけている姿はキュッとしまってみえて素敵だなあと感激!

磁州窯は何百年も前と同じ様に今でも若い人達が何の迷いもなく絵を描いたり掻き落としをしていたりしていたなあ!

耀州窯は遠かったなあ!でも耀州窯から汝窯、鈞窯と続くと言われる耀州窯に行っておいて良かった!

鈞窯は今年2回目でしたが、鈞窯の特徴の澱青釉紅斑文のネックレスを買ったなあ!主人は同じ澱青釉紅斑文の立派な花入を買って来ました。

景徳鎮はもう3回、初めて行った時にはホテルのお湯は出ない、トイレは流れない、大変だったなあ!どんどんホテルも綺麗になりました、でもずっと昔から変わらないのは景徳鎮窯で出来る優雅で華やかな青白磁(影青)!大好き!

越州窯、龍泉窯、南宋官窯、青磁の多様さにビックリ!上林湖などそれぞれの場所を思い出しながら‥

天目、建窯は心が痛いと思いながら陶片の山をザクザク踏み窯跡へ、十何年も前建窯の窯跡に行ってずっと信じていた天目茶碗は伏せ焼きだから覆輪をしているという説が違っていた事の驚き!!一回の窯の中には十万個もの天目が焼かれていた事の驚き!!龍窯のウネウネの美しかった事!吉州窯は彼方にも此方にも窯跡が点在していていっぱい作ってたのねえ!

18年も毎年中国の窯跡に行っている記憶を呼び起こしてくれた展示でした。有難うございました。

1つそうよね〜〜!と思った事、展示を見ていた男性が一言、茶色っぽいのにどうして青磁って言うのかねえ?そうよね〜〜〜〜!ごもっともです!

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