お知らせ・コラム

妃子笑(ひししょう)

川瀬忍先生が、取り寄せたから!と半分赤紫、半分グリーンのライチ、楊貴妃が好んだ事で有名な「妃子笑」というグリーンライチをわざわざ届けてくださいました。

普通のライチよりも少し味が濃く美味しくて大事に食べました。

普通のライチは実家の母が大好きでした。ライチを食べる度に母が「ライチはね、楊貴妃が大好きだった果物なのよ!」と言いながら食べていたので楊貴妃がライチを好んだ事は知っていましたが、普通のライチじゃなくて妃子笑だったのですね。

玄宗皇帝が楊貴妃の為にこの「妃子笑」を、数千里の道のりを8日8晩かけて騎馬で運ばせ、早馬も死なせてしまった!というエピソードが残っているそうです。

今見ている中国の時代劇(乾隆帝のドラマです)の中で、玄宗皇帝が楊貴妃を溺愛しすぎて国を危うくした様に(その為に楊貴妃は傾国の美女と呼ばれる様になったそうです)、一人の女性を溺愛して理性を失ってしまった乾隆帝を諌める為に、乾隆帝のお母様がこのライチの話をする!という場面が、偶然にも有りました。

なんていう偶然!なんていう丁度の時期!すご〜い!今この話題が出てくる?と1人で興奮しておりました。

2019年、川瀬先生は「妃子笑」の題下で胭瓷(えんじ)の力作を出されました。それはそれは綺麗な赤紫?紅?とグリーンのお作品です。妃子笑のエピソードを知って先生のお作品を拝見すると、美しさだけではなくて、楊貴妃の妖艶さも持ち合わせているのではないか?と思わせられて、引き込まれてしまいます。

玄宗皇帝が楊貴妃の為に造営した離宮と云われる華清池、西安に行った時に行きました。玄宗皇帝のお風呂(蓮華湯)や楊貴妃が入ったとされるお風呂(海棠の湯)が有って、温泉地らしい所でしたね。中国のガイドさんが、楊貴妃って大きな人だったらしいよ!と言っていて、大きいって太ってたって事?まぁ、昔はふくよかな事が美人だったんですものね。昔だったら私も美人かなぁ?なんて言いながら観光しました。

母から代々私の孫まで大好きなライチ!有り難く頂戴いたしました。

「妃子笑」のおかげ、忍先生のおかげで沢山の楽しい思い出を思い出す事が出来て、幸せでした。感謝感謝!

 

 

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