お知らせ・コラム

大炉、五事式、暖の茶事

春だぁ!と実感するにはまだ少し‥‥ですが、確実に春になっています。茶杓の銘を青陽(せいよう、春は青なので春の光)とつけられた社中が仰ってる通り、春の麗かさが多くなりました。
平田満さんがご出演の「リバーサルオーケストラ」、この間の平田さん演じるオーボエ首席が若い方に首席を譲るように言われてしまう回、世代交代ですから‥と仰っている時の音楽が意味深すぎて、これからどうなるのだろう?と次回が楽しみです。ドヴォルザークの「新世界より」、私達の年代ではキャンプファイアーで歌った「遠き山に日は落ちて」と言った方が分かりますね。歌詞はなかったのですが、歌詞を思い出して意味深だなぁ!流石の選曲だなぁ!と感心しました。遠き山に日は落ちて、星は空を散りばめぬ、今日の業をなし終えて、心軽く安らえば、風は涼しこの夕べ、いざや楽しきまどいせんまどいせん。この歌詞と、新世界という言葉、さぁ!これからどうなるのでしょう?天才では無いけれど、努力できる才能が有る!って言葉も大好きです。いつだか天才が、努力あっての天才なんだ!と仰っていて努力は大切なんだ!と思っていますが、どうも私には努力できる才能も無いなぁ!でも気持ちだけでも持っていよう!と思いました。

この2週間程の間に、大炉の茶事、五事式の茶事、暖をテーマにした正午茶事をいたしました。エアドッグが2台入ったのでなんとなく安心でした。
寒い中にも少しづつ春を感じられる取り合わせ、料理でおもてなしいたしました。
春を感じる沢庵禅師の柳絮のお軸、薄茶のお茶碗は寒い中お茶が冷めにくいように上がすぼまった粉引の塩笥(しおげ)、懐石を召し上がっていただく為に移動していただいた8畳(飲食をするので、少しでも広いお部屋で)には仙崖筆渡唐天神をかけました。
もうすぐ春本番です。楽しみです。
花粉症の方は大変ですが、お気をつけくださいね。

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