先日から官僚の不正受給についての報道がなされていますね。
最初にその報道を見た時に、まづ「李下(りか)に冠を正さず」の言葉を思い出しました。
中国六朝時代以前の「古楽府(こがふ)の中の君子行」の言葉です。
君子防未然、不處嫌疑間、瓜田不納履、李下不正冠
もっと長い詩の様ですが‥‥
君子は災いを未然に防ぎ、嫌疑が掛かる様な事はしない、瓜畑でかがんで靴を直すようなことはしない瓜泥棒だと思われるかもしれないから、スモモの木の下で手を上げて冠を被り直す様なことをしているとスモモを採っていると疑われるかもしれないから!
という詩です。きちんとした人、人徳がある人はちゃんと考えて行動するものだ!ということでしょうか?
なかなか君子にはなれそうもありませんが、これは危ない!と思う様にしたいですね。良い頭を違う方向で活かせば良かったのに!と思うと残念です。
本当に身を削って一心不乱に頑張っていらっしゃる官僚の方の方が多いに決まっているのに、頑張っていらっしゃる方も存じ上げてるのに、と思うとそれも残念です。
自分の所属している場所に役に立つ事はなかなか出来ないけれど、足だけは引っ張らない様に生きていきたいですね。
子供の頃から私がちょっと危なげな行動をするとよく母が、「君子危うきに近寄らず!」と言っていました。反抗期の頃は「冒険するな!って事?」と反抗していましたが、その言葉を誤解していましたね。考えて考えて更に考えて、何が最善なのか見極めて行動しなさいよ!という事だったのですね。きっと母は危なっかしい!と思っていたのでしょう!申し訳なかったですね💦