今日は彼岸のお中日、秋分の日です。なのに、暑いです💦
それでも朝夕は秋を感じられて、気持ち良いなぁ!と思う日が多くなりました。
先日床の間に「勅下六国清」を掛けました。
お弟子さんが、勅って誰の勅です?というので、「どうも、秦の始皇帝らしいよ!始皇帝の勅が下って六国が収まったんだって!」「六国ってなんて言う国ですか?」「突然聞かれても、全部言えないよね!覚えてないからねぇ!」なんて会話をしておりました。
六国
春秋戦国時代(周が洛邑に都を移してから、秦が統一するまでの間)の斉(せい)、楚(そ)、燕(えん)、韓(かん)、魏(ぎ)、趙(ちょう)
この言葉は、碧巌録第24則に有る「勅下伝聞六国清」からの言葉だそうです。
曾騎鉄馬入重城
勅下伝聞六国清
猶握金鞭問帰客
夜深誰共御街行
全部読めなくて良いような‥‥
潙山霊祐(いざん れいゆう、六祖慧能の法系、百丈懐海の弟子)の所に尼僧が法戦をしようと張り切ってやって来た、しかし潙山は穏やかにゴロリと横になった。それはあたかも戦国時代に秦の始皇帝の勅によって、六国の間の紛争が治まり平和がもたらされたような事だった。
というような説明が有りました。もっともっと長い説明でしたが、仏教の奥義のようなものは頑張って読んでみても到底分かりません、なので、私はこの言葉がどういう所から出てきて、和尚様方はどういう説明をしていらっしゃるか、何とな〜〜く分かればそれで良し!としよう!と思うことにしました。
もう一つ、お稽古のお菓子に使った走り井餅(主人が大好きなんです。お弟子さんがお茶を点てて持って来てくれますが、普段はお菓子はいりません!という主人が、頂戴しようかな!って言います。かま餅も大好きらしいです。)、「湖国名物ですよ!」「湖国って?」「大津のお菓子だから滋賀県、近江ですよね、琵琶湖が有るからかしらね!琵琶湖は京都から近い海だから近江!浜名湖は遠い海だから遠江(とおとうみ)って言うって聞いたことがあるけど、もう少し勉強しないとね!」やっぱり調べないとね!ってことになりました。
お弟子さんとの何気ない会話でこれも、あれも、調べてみなきゃ!と思わせてもらえる事が幸せですね。
どんどん聞いてみてください、知らないことの方が多いので、又調べておきますね!って返事の方が多いと思いますが、私の勉強にもなります。