本日の毎日新聞の一面に「争いのない世 茶の精神で」との題で大宗匠のお話が載っていました。
98歳になられてまだまだお元気な大宗匠、戦争をしてはいけない!という発信を続けていらっしゃいます。
私達夫婦、妹分、娘は本当に有難いことに大宗匠から直に、強い感情のこもったお声で話された戦争のお話を何度も聞いています。何度聞いても、何度書かれた物を読んでも、その都度にこのお話、この精神を忘れてはいけない!と気持ちを新たにさせられます。
何故「一碗からピースフルネスを」と世界中に広めて回られているのか!もうあまり戦争体験を聞く機会の無い若い方達に、記事を読んで頂きたい!と切望しました。
記事の中に、「死に損ない」との負い目を感じて復員なさったお話も‥私達は兜門の前に正座して、帰って来てしまった!申し訳ない!と頭を下げた!とお話を伺った時には涙が出てきました。
茶道で大事な哲学、「和敬清寂」のお話も
和 互いに勧め合う
敬 身分に関係なく尊敬し合う
清 清らかな気持ちを持つ
寂 そして動じない
十四代 無限斎が米兵に和敬清寂の精神を説いていたという言葉
和 ハーモニー
敬 リスペクト
清 ピュアリティ
寂 キープ・ユア・マインド
大宗匠の大徳寺での修行の際に管長様からかけられた御言葉の事も書いてくださっています。
最後に
茶室に入れば身分の上下はありません。武士も帯刀を許されない!茶を通して利休が教えた一番大事な事は、相手を思いやる心、いたわり合う心です。和やかな世界になってほしい。
「私の遺言です」と仰ってまで、強いお気持ちで伝えてくださっているお言葉です。
茶道を修行している方達だけではなくて、いろんなジャンルの方達、いろんな年齢の方達、特にこれからの未来を背負っていってくださる若い方達に読んで頂けたら!と思った記事でした。
もう孫1号は読んでも理解出来るかもしれません。他の孫達も理解出来る年齢になったら、絶対にこの記事を読んでもらいたい!と強く思い、新聞を切り抜きました。