大雨で災害が起きる中、コラムの更新をする事に躊躇している間に七夕が過ぎました。まだ懸命の救助活動が続いています。早く見つかって欲しい!という方々の気持ちを汲んで、この気候、泥の中必死に救助活動をなさっている、警察や自衛隊、消防、その他の方々に頭が下がると同時に感謝の念が絶えません。
先日七夕の趣向で朝茶事を致しました。
寄付きには長野松本の七夕人形(紙製の牽牛織姫の人形で子供の健康を祈って軒先に吊るすのだそうです。板の物には子供の着物をかけたりするそうです。)、待合には牽牛織姫のお軸、お菓子は糸巻き(針仕事や手芸の上達を祈った乞巧奠)、干菓子は川とカササギ(牽牛と織姫の一年に一度の逢瀬、天の川に多くのカササギが羽を広げて橋を作るそうですよ)。
お軸は李白の漢詩
日照香炉生紫煙 ひはこうろをてらし、しえんをしょうず
遥看瀑布挂前川 はるかにみる、ばくふのぜんせんにかくるを
飛流直下三千尺 ひりゅうちょっかさんぜんじゃく
疑是銀河落九天 うたがうらくは、これぎんがのきゅうてんよ りおつるかと
先日書いた廬山の香炉峰、廬山瀑布を詠った詩です。
飛ぶ様に天の最も高い所から真っ直ぐに落ちてくる瀑布
数年前に行った廬山の風景が目に浮かびます。
七夕の日には牽牛と織姫は銀河を超えて会えたのでしょうか?
父王の怒りをかって引き離された恋人同士ですから、一年に一度は会わせてあげたいですね。
だんだん、亭主元気で留守がいい!なんて言葉も頭をよぎってしまいますが、一年に一度くらい優しい言葉でも掛けてみようか?と七夕の日には思ったのですが‥‥なかなかねぇ!😅不審に思われてもいけないし!ねっ!