孫1号のリクエストにより、昨日は久し振りに一家12人が集まってすき焼きパーティーをしました。
うちのすき焼きは私の実家の父直伝の味です。普段お台所になんて絶対に入らない父が、すき焼きだけは誰にも触らせず(勿論下拵えはしません!)味付けから皆に盛り付けるまでしてくれました。お砂糖とお醤油だけで味を付けます。
孫1号が「学校で先生やお友達にうちのすき焼きの話をするとさぁ!え〜〜って驚かれる事があるんだぁ!普通のおうちはサツマイモは入れないんだって!うちはおかしいらしいよ!」という様に茹でたサツマイモを入れます、やっぱり変なんでしょうか😅
久し振りに孫達全員集合!6号は大好きなニィニ2号にお風呂に入れてもらって大満足、2号から5号までに邪魔にされて泣きながらも楽しそうでした。1号はもうダントツお姉さん、子供の相手は出来ないよ!というスタイルは崩さないですが、それでも引っ張り出されるとけっこう楽しそうにしていて、嬉しい光景でした。
主人がムクロジの実を嬉しそうに拾って来ました。
ムクロジの実の外皮は水で揉むと泡が出て来ます。昔は石鹸として使われた!と聞いていたのですが、本当にサポニンが含まれていて界面活性作用があるのだそうです。昔は界面活性作用なんて分からなかったはずなのに、そこに気がつくなんて人間の知恵は素晴らしいですね。
中の黒い硬い種はどこかで見た事があるなぁ?と眺めていたら、主人が羽子板の羽根の元にある玉だよ!と‥‥
それだ!もう随分羽根突きなんてしていないので記憶が曖昧になっていました。
室町時代中期の公家で、歴史、有職故実、文学に通じていた一条兼良、兼冬著の「世諺問答」には、羽子板は疾病を媒介する蚊に刺されない様にトンボに似せた羽根を突いて飛ばす!という事が書いてあるそうです。
ムクロジは無患子とも書くので、子供が患わない(わずらわない)ので、子供の無病息災を願う!というおまじない的な考え方も有った様です。
奈良時代には神事として、男子は蹴鞠、女子は毬杖(ギッチョ、炭のギッチョの語源です)が行われていたそうです。それが少しづつ変化して羽根つきになったと書かれている物もあります。
運動神経の悪い私は子供の頃からあんまり好きな遊びではありませんでしたが‥‥だって、当たらないんですもの!
数珠にも使われるそうですよ。
大きくて出しにくいので奥の方に仕舞われていてもう随分出さなかったのですが(昨日お婿ちゃん達に奥の方に有るから出してくれる?力が無いと出せないのよ!大変なのよ!お願いねぇ!と言っておいたのできっと出してくれるでしょう!)、来年のお正月には厄除けも兼ねて羽子板を出しましょう!