お知らせ・コラム

オンライン閒話会、皮鯨

明日十月八日は寒露です。秋が深まり野草に冷たい露がむすぶ!という季節ですが、全国では30度という地域もあるようです。北海道では最低気温マイナスという地域もあり、日本は長いんだなぁ!と実感させられます。

五月の八十八夜の頃に新茶が摘まれて、約半年熟成されて旨味を増したお茶が11月ごろに新茶として茶壺に詰められます。なので丁度この10月ごろは茶壺にもお茶が残り少なくなって、名残の時期(茶壺のお茶が名残惜しくなったので)になります。

にゅうが入った茶碗や呼び継ぎのあるもの、時代が経って自然にやつれた鉄風炉(やつれ風炉)に藁灰、寄向こう(数が半端になったような向付を合わせたり)、花も虫喰いの葉や返り咲き(ちょっと小さくて侘びた感じ?)のものを使ったりして、物悲しい、控えめな道具組みをしたりいたします。名残の時期だから絶対にこういう趣向でしなきゃいけない訳では無いでしょうが、この時期にお客様で伺うとちょっと名残の趣向を期待してしまいますね😅

3日の日曜日にオンライン閒話会を開催いたしました。大体1時間半〜2時間を目安にしているのですが、あれもこれも伝えたいという主人の熱意?から(笑)大体時間オーバーしてしまいます。ですが、今回は2時間半でしたから、いつもよりは短かった様な‥‥

唐津焼、懐紙の書き方、花入の尊(そん)と觚(こ)、楪子(ちゃつ)豆子(ずつ)、枝炭、炭の尉(じょう)、尉と姥(うば)、高砂(たかさご)、瓔珞(ようらく、川瀬竹志さんの工房で茶碗に絵付けする?と言われて瓔珞を描きました、それを見た竹志さん、クリスマス?私、失礼な!瓔珞よ!竹志さんの困った顔を思い出します(笑))腰張り、哥々鳥(ははちょう、写真も)、小山冨士夫先生の話し。真の御許状をお持ちの方には鱗灰も。

盛りだくさんでした。

唐津焼の皮鯨、主人は私の実家九州に来た時に初めて本物の皮鯨を見た様です。おでんに入っていたのかな?

私の子供の頃には、お肉屋さん、お魚屋さん、かしわ屋さん(鶏肉)、鯨屋さんと別れていました。

九州唐津出身のお友達と、鯨のお刺身、皮、鯨ベーコン、鯨の腸(私は酢醤油で食べてました)、松浦漬、食べたいねぇ〜〜❣️と盛り上がりました。友人は築地で鯨を見かけたそうですが、どんな鯨か分からないので手が出なかった!と言っていました。

地元じゃなければ食べられない物が沢山有りますね。

 

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