初釜も終わりお正月行事がひと段落です。先週辺りから普段のお稽古が始りました。
社中にとっては約1ヶ月ぶりのお稽古です、なんだか新鮮でした。
久しぶりのお稽古に淡々斎お好みの徒然棚を使いました。業平菱の透かしが有るので業平棚とも言われる様ですが、在原業平の名前が出てくるだけでなんとな〜く優雅な香りがします。お棚は二枚引の袋棚で戸には磯馴の松(そなれのまつ)が描かれていて、優雅なお棚です。戸を開けて薄器を取り出す時のドキドキ感がなんとも言えませんね💓
近くの湘南海岸には磯馴の松が沢山あります。この松達が海からの風や砂や波から私達を身を挺して守ってくれているんだなぁ!昔の人の知恵もすごいなぁ!と感じられて、守ってくれて有難う!と思いながら見ています。
磯馴れの松ですね!と言おうと思ったら出てこない😰えっと〜〜!なんでしたっけ?磯風とかに吹かれて斜めになってる松!ほらほら!と言っている口とは裏腹に頭の中は、見越しの松(塀から出ている松!としか知らなかったのですが、下枝から二番目の枝を塀の外側に出す!と書いてあるものもあって、奥深いんだなぁ!)しか思いつかなくなっていて、違う違う見越しの松は春日八郎さんのお富さんだ〜〜!
粋な黒塀見越しの松に
仇な姿の洗い髪
死んだはずだよお富さん
生きていたとはお釈迦様でも知らぬ仏のお富さん
と頭の中に渦巻いていて、なかなか消えてくれません🤣今日も頭の中でお富さんが鳴っています。私よりも年上のお弟子さんからは65歳位なのによく知ってますねぇ〜〜、お富さん!と褒められました。褒められたのは嬉しいですが、それよりも磯馴れの松がサッサと口から出てきて欲しい😅