お知らせ・コラム

つばらつばら

窓を開けて寝ていたら今朝、外からふわ〜っと香る金木犀の香りで目が覚めました❣️あぁもう金木犀の季節ですね。

うちに金木犀が有る訳では無くて、お隣とお向かいのお家に植えてあります。すぐ近くの神社にも、二軒先のお宅にも、お陰で毎年良い香りを楽しませていただけます。なんて幸せでしょう!

今月はお稽古のお菓子に鶴屋吉信さんの「つばらつばら」を用意しました。美味しいですよね。私はこういうお菓子が大好きです❣️先日も主人が講義している間講座を抜け出して上野のうさぎ屋さんのどら焼き(孫達もうさぎ屋さんのどら焼きを買ってきたよ〜!というと大喜びです!孫3号なんかは毎朝登校の時間が迫るのに朝食が食べられなくて怒られているのに、どら焼きならペロッと食べて学校に行くのよねぇ!と娘が嘆く程です😅)を買いに行ってきました。阿闍梨餅も倉敷のむらすずめも、箱根の九頭龍餅(近頃出来たのかなぁ?)ああいう系統のお菓子が大好き!

つばらつばら、どういう意味ですか?と聞かれて、何か包みに書いてない?と言ったのですが、何にも書いてないです!との返事!ふーん!じゃぁ、つばらつばらって言葉を調べてみようね!という事で‥調べてみました。

つばらつばらの言葉の意味は、つくづく、しみじみ、よくよくという意味だそうです。古語ですね。

浅茅原(あさぢはら)つばらつばらにもの思へば

故(ふ)りにし郷(さと)し思ほゆるかも

大伴旅人  万葉集巻三

みたいに使う様です。

浅茅原は枕詞で「ちはら」と音が似ているので「つばら」にかかる!そうです。

浅茅原はちがやが一面に生えている、荒れ果てた野原。の事ですって!

先程からですって!とか、だそうです!とか言っているのは、学生時代から古文漢文が大の苦手!先生のお話を聞いていても何を仰っているのか、この言葉がどういう意味を持つのか、全く分からずテストだけどうにかこなしてきたツケが回ってきているので、辞書等にこう書いてある!としか分からないのです💦

ちがやは今、川の土手や畑、空き地、何処にでも生えてますよね。群生するとススキの穂の様に綺麗ではないけれどそれなりに綺麗です。

茅は屋根を葺いたり、家畜の資料になったり、田畑の肥料になったり、茅で作った茅の輪は心身を祓い清めてくれる力も持っていたり、いろんな使い方が出来る植物で、便利なんですね。

そうそう、茅で思い出しました。私の名前は香代ですが、昔、父が香代と茅奈(かやな)の2つの案が有ったんだけどなぁ!どっちも良かったんだけど香代にした!と言っていました。

茅奈、なんだか優しそうな嫋やかそうな名前です、茅奈だったらすごく優しい嫋やかな人になっていて人生が変わってたかしら?でも、今の人生も充分幸せで(勿論苦労や嫌な事もいっぱい有りますが‥)捨てたものじゃないです‥‥

日日是好日です!

 

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