お知らせ・コラム

ご無沙汰しております

ご無沙汰している間に立冬も過ぎてしまいました。
ご無沙汰の原因は……
ちょっと気になった言葉があって調べていたら、大学などの研究ノートを複数見つけてしまって💦これは読んで理解するには難しいけれど、読むだけでも数日かかるなぁ!と思いながらボツボツ読み始めましたら、結構難しく、たとえ理解できなくても全部読んでからコラムに、こんな言葉を調べてるんです〜!と書こうと思っていたら長引いてしまって、その間に仕事も立て込んでしまってご無沙汰になってしまいました。
普通の仕事も立て込んでいたのですが、このご無沙汰の間に、徳禅寺の和尚様が3年ぶりに釜をかけられるというので、そのお茶会に伺う為に京都に行ってまいりました。
せっかく行くのだから招待券を頂いている「MIHO MUSEUM」にも行こうか!となり、交通が不便な所なので車で行こう!となりました。
「中華世界の誕生 ー新石器時代から漢ー 」「文明をつなぐもの中央アジア」
紀元前3000年頃にこんな文化があって、こんな物ができていた!とただただ感嘆してきました。黒陶高脚杯も素晴らしく、この品物を見るといつも思う事ですが、現代でも出来ると思えない物が、どうしてこの時代にできるのだろう?と……黒陶高脚杯を見ると、川瀬竹志先生がご存命の頃、どうしてこんな物がこの時代に出来たのかしら?との私の問いに、「この時代首がかかってるからね、本当の首が…」と仰って、おぉ!怖い!と震えたことを思い出します。
私の大好きなエジプトの物、日本、中国、朝鮮半島とはお顔の違う(鼻の高い西洋っぽいイケメン)ガンダーラの仏様、大昔の男性や女性を飾ったであろう装飾品、素晴らしかった〜!
お昼は久し振りに、夏目有彦先生、夏目陽介先生親子が看板を作られている近江牛の「松喜屋」さんへ、美味しい近江牛を堪能してきました。

夕方は裏千家学園の先輩ご夫婦(奥様は同期なのです)とお嬢様(娘宗里の後輩)、後輩ご夫婦(後輩なんて言ったら怒られるんじゃないか?と思うほど偉い先生になっていらっしゃいますが…)七人で楽しいお食事会をしてまいりました。先輩ご夫婦はコロナでしたし何年振りか、後輩ご夫婦は何十年振りに楽しく呑みました。会って呑み始めると途端に学園時代に戻れるのは嬉しい事でした。

次の日は午前中に京都国立博物館、「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」に…
国宝、重文が沢山、持っている人が代々できものの病になってしまう!松平不昧もその長男もできもので悩まされた為に大徳寺の塔頭(たっちゅう)「弧篷庵」に寄進されたという井戸茶碗「喜左衛門」、虚堂智愚(きどうちぐ)の墨蹟、長次郎の「ムキ栗」、他色々!途中から覚えよう!という気持ちを捨てて、感じてきました(笑)要するに、あまりの数の多さに覚えることを諦めて楽しんできたというところですかねぇ(笑)
午後は京都に伺った目的の弧篷庵でのお茶会、こちらでも弧篷庵様が素晴らしいお道具をお出しくださって、徳禅寺の和尚様のお席でも和尚様こだわりのお席で、和尚様のお好きなぶと饅頭をもいただいて、楽しい会でした。ただ、せっかくのお席主がこだわられたお席でしたのに、待合のうるささが残念でした。人の振り見て我が振り直せ!良い教訓をいただきました。これから自分への教訓として身にも心にも刻んで精進していかなければ!

次の日はお願いしておりました末富さんのきんとん「深山の錦」、亀屋伊織さんの御干菓子を車に積み、錦市場で主人の雪駄を調達し、銀閣寺近くの「名代おめん」でおうどんを食べて、順調に帰ってまいりました。

主人と京都行くと、博物館、美術館三昧です。幼馴染と京都に行くとお寺などの観光三昧です。どちらも有意義ですね。
 
堀川通の銀杏はまだまだでしたが、鴨川の薄紅葉も綺麗で、ミホミュージアム近くのすすきも綺麗で、雄大な富士山も見て、良い旅でした。

ご無沙汰していた間のご報告でした〜!

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