いよいよ定窯へ、前回行った時も凄い!田舎だ!と思いましたが今年もあまり変わり無く田舎でした。河北省曲陽県澗磁村にあります。(それは何処?という感じですが、中国のガイドブックには載っていませんね、ツアーに参加される方からはどの辺に行くのでしょう?とよく御質問を頂きます。)ただ窯跡はきちんと建物が出来て道も出来ていました 、北京大学が詳しい調査をしたそうです。ただしその建物の中にトイレは無く歩いて5分?10分?歩いた建物に有りましたが、トイレに入って思い出しました!トイレは前回といっしょでしたよ!このところ中国のトイレ事情は何年か前から考えると格段に良くなって来ています。鍵が掛かるかどうかは不安ですが、押さえて貰っていれば良い事ですからそれは何の問題もありませんし、ある程度の町ではそんなに困る事は無くなりました。定窯のトイレは前回と同じですから掘建小屋に穴が3つ、みんな仲良く並んで…現地の方はお喋りしながら楽しくトイレタイム、私達は流石に楽しく!は抵抗が有りますが横は見ないで前だけ向いてサッサと出る!そうそう必ずマスクをして…トイレ事情でコラムが終わってしまいそうですが、それでは何ですから…定窯は白磁で有名ですが、少し柿色をした物、黒い物、も有ります。白磁は綺麗な彫り文様や印花(型押し)文様が有るものがありますし、地色も白く優雅な磁器で私は大好きですね。このコラムでお 馴染みの川瀬竹志さんがこの定窯の白磁を手がけていらっしゃいました。それで大好きなのかも知れません。竹志さんの大好きな場所ですから多分天国から降りて来て皆様と一緒に居てくれたと思います。地色も時代によって変わります。それは薪で焼く時代、石炭で焼く時代と変わる様です。
中澤先生、川瀬忍さん、井上さんに沢山質問をして、沢山お答え頂きました。ちゃんと覚えていると良いのですが次の場所に行くとアレ?ってなるのが悔しいですが…でもそれだとみんな学者さんになってしまいますからそれで良しとして頂きましょう。そうそう、今年は旅行社の望月さんが新兵器(全員のイヤホンに聞こえるワイヤレスマイク)を持って来て下さって少し離れた場所でも中澤先生のお話がよく聞こえて助かりました。先生は嫌がってらっしゃいましたが…