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追悼

安倍元首相が卑劣な犯行によって亡くなってしまいました。一人の人間がこんな痛ましい事で命を落としていいはずが無い!と怒りに震えます。ご冥福をお祈りいたします。

世間が騒がしいこの時期に、私共の恩人がお亡くなりになりました。98歳、晩年はお会いすることもできず、伺う事も憚られ、恩をお返しする事も出来ないまま逝ってしまわれました。

私共が若い頃から、奥様とお二人で見返り無しに可愛がってくださいました。

京都から帰って来て直ぐに永井先生の元での修業に入って、何処かに行く間も無かった主人と、関東にお嫁に来て間も無い私に、「此処には行った事がある?」「あそこには行った事がある?」と聞いてくださって、「ほとんど何処にも行った事がないです!」と答える私共を、ご自身の運転で(車が大好きで、車の横のドアにはご自身がお家元をなさっていた華道の会の紋、桔梗を付けて、スピーカーが付いていて(歩行者が何か落としたりすると、荷物を落としましたよ〜!とか知らせてあげるんです(笑))、道路の開通には一番を狙って何日も前から泊まり込んだり(笑))いろんな所に連れて行ってくださいました。

修業中の身で、生活はできるのか?と心配してくださり、奥様とお二人で陰ながら目立たない様に助けてくださいました。

杖はつかれていらっしゃいますが、まだまだお元気な奥様にご恩返しをしなければ!と思います。

私共は本当に幸せで、とても多くの方々にご心配いただいたり、可愛がっていただいたり、援助をして頂いたりして茶道を続けて来られました。

真摯に茶道を続けていく事が、私共を支援してくださっている皆様に対するご恩返しだと信じて生きていかなければ、ばちがあたりますね。

徳禅寺の和尚様が「誠之庵」と命名してくださった時の「誠之庵記」のお言葉

吾人茶を修得して 世人に師たり

子思曰く 誠者天の道也 誠之者人之道也ト

茶を行じて之を誠にするハ 吾人の道也 依而

銘じて誠之庵ト云う

豈に努力せざる可けんや

この最後のお言葉

「豈に努力せざる可けんや」(どうして努力しないでいられようか)豈の一言は強い言葉で、この言葉を使われた和尚様の「覚悟して臨みなさいよ!」と云うお気持ちを強く心に刻んで歩んでいく事を、御恩返しにしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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