大きな台風がようやく抜けました。被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
熊本や徳島の幼馴染は、暴風雨が長かった〜!とぼやいておりました。
誠之庵もお稽古を中止したり、延期したり致しましたがあまり被害も無く過ぎてホッとしております。
又週末台風が来ているようですが、どうなのでしょう?
相伝の事なので書けないのですが、ある質問がありました。それを聞いて「あぁ!真の茶事を知らないからこういう質問が出るんだなぁ!」と思いました。うちで真の御許状を取った方は真の茶事で御許状をお渡しするのですが、緊張と嬉しさできっとはっきりと覚えていらっしゃらない方もいらっしゃるかもしれませんね。
真の茶事に限らず、やはり茶事を知らない事にはこの点前はどうしてこうなっているのか?という事が分かりにくいのです。稽古の時に、茶事ができるようになる事が目標で、その為に点前を稽古しているという面もあるのよ!と言っているのですが……
お茶の御稽古自体精神修養になったり、精神的癒しになったりしますがやっぱり最終的には自分で茶事ができる事を目標にしていただけると嬉しいですね。
と言いながら、私は自分の茶事をしていません💦裏千家学園では三年生になると順番に桐蔭席で茶事をさせていただけます。同期に話すと「え〜〜!どうして?」と言われるのですが、何故か私はやっていないのです。まだまだ自分で考えて茶事をする自信の無かった私は実はホッとした思い出があります(笑)なので、茶事を自分が考えて行ったは無くて、主人の茶事のお手伝いしかした事がないのです。
今考えると、その時の実力で精一杯の茶事を催してお客様をおもてなしすれば良かったんだろうな!と思いますが……
学園時代、私はやりたくありません!と言った訳ではないんですよ、何か手違い?たまたま最後で日にちが無かった?何だったのかよく覚えていません!が、やらなくて良くなってホッとしたのは覚えています。
今現在の自分の実力で楽しんで茶事を催してみてください。こんなに楽しくて、こんなに苦しくて、こんなに自分の成長に役立つ事はないだろうな!と思います。
主人の茶事の手伝いをしていて、どうして私はこんなことも出来ないんだろう!と落ち込む事も多いのですが確実に成長しているだろう!とこの歳で自分に言い聞かせながら手伝っています。