お知らせ・コラム

福岡②

福岡1日目の投稿では、九博から夕食の間を飛ばしてしまいました。
とっても良いお出会いもあったのに。。。
九博から、太宰府天満宮にお参りして、野見宿禰にもお参りしました。
あまりの暑さに「かき氷」の旗を見つけて飛び込んで、かき氷と焼きたての梅ヶ枝餅、男性陣は冷たいビールと梅ヶ枝餅、やっぱりお店の焼きたて梅ヶ枝餅は美味しく、かき氷で生き返りました。
生き返った後は参道をぶらぶら歩きながら、参道から少し外れた所にお店を構えていらっしゃる「藤丸」さんへ。
月釜終わりでお疲れだったにも関わらず、藤丸さんのご主人も出て来てくださって、お菓子談義、それぞれの器談義、蒟醤(きんま)をいろいろと見せていただきました。勿論出していただいた栗そのものという食感の「栗きんとん」、小さなイチジクを砂糖漬けされた干菓子、等々お菓子も美味しく、お抹茶も二服もいただいて楽しい時間を過ごさせていただきました。藤丸さんには大徳寺での利休四百年忌の為に大徳寺納豆を使用し作られた有名な「清光殿」というお干菓子が有ります。今回はお茶会の為に清光殿とは違う干菓子をお願いいたしました。
そこからの夕食「しとらす」さんへ。。。です。
2日目は朝少しゆっくりとして、「福岡市美術館」へ、学芸員さん(去年まで東京の美術館にいらっしゃった忍先生とご懇意の可愛らしい女性です。)に案内していただいて展示を拝見いたしました。
入った所には旧福岡藩主黒田家の菩提寺の一つであった東光院よりの寄贈仏像、薬師如来立像、日光菩薩、月光菩薩、十二神将立像がいらっしゃり、十二神将はそれぞれ頭に十二支を戴いてらっしゃいます。十二神将にお会いすると思わず生まれ年未の「頞儞羅大将(あにらたいしょう)」を探してしまいます(笑)
福岡市美術館といえば、益田鈍翁、原三溪との交流も有名な松永安左エ門(松永耳庵、九州電灯鉄道、東邦電力等を率いて電力王と呼ばれ、論語の六十にして耳順(したがう)!にちなんで耳庵と名乗るようになられたそうです)旧蔵の茶道具(松永コレクション)が有名です。松永コレクションの部屋が有り、さすが!の素晴らしい品が並んでいました。九博の安宅コレクションと福岡市美術館の松永コレクション、両方の素晴らしい収集品が見られました。
福岡市美術館は現代美術、写真も豊富に展示してあり、見応えがありました。抽象画などはよく分からないのですが。。。。何か意図があるんだろうなぁ?と思いながら。。。。。
子供さんにもわかりやすい様に展示説明してある部屋もあり、何より楽しかったのはいろんな場所に点々とある館長の説明、素人にも分かりやすく、クスッと笑えるユーモアたっぷりの説明書きは楽しくなりました。是非お会いしてみたい!と思いながら見て回りました。
その後は陽射しを避ける場所もない、異常な蒸し暑さの中歩いて、福岡城内の鴻臚館(こうろかん)へ。
鴻臚館は、飛鳥、奈良、平安時代の外交施設です。遣唐使、遣新羅使の宿泊所でもあったようです。同じ様な施設は京都(平安京)、大阪(難波)にも有ったようですが、遺跡が見つかったのはこの筑紫だけとの事です。
出土品が展示してあり、中国の陶磁器、新羅、高麗の陶磁器、イスラム系陶器、ペルシャ系ガラス器、今で言う荷札用の木簡の展示がありました。主人は出土品の中に誠之庵に有る中国陶磁の壺を見つけて大喜びしておりました。
なかなか他所では展示品としては見ないなぁ!とびっくりして思わず笑ったのですが、トイレ状遺構から出土した、今のトイレットペーパーのように使われた籌木(ちゅうぎ)(笑)細長いペラペラした木片、これって使った後洗って何回か使ったのかなぁ?使い捨てだったのかなぁ?妄想は膨らんでいきました(笑)

長くなるのでこの後の行程は次回に。。。

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