昨日は悠仁親王殿下の成年式が行われました。伊勢神宮、天皇陵の御参拝など、まだまだ行事は続いていらっしゃるようですが、大事な加冠の儀を終えられましたね。私のような者がお心の内を推察するなど恐れ多いと思いますが、きっとホッとなさっていらっしゃるだろう!と嬉しくなりました。
「冠を賜うの儀」では勅使が冠をお授けになり、あさぎ色の闕腋袍(けつてきのほう、未成年の晴着、あさぎ色は位をお持ちでない親王の色だとか、胸には横目扇もお持ちになられていたような)をお召しになり、空頂黒幘(くうちょうこくさく、額当て、はちまき)をつけられて、いちいの笏をお持ちになり、空頂黒幘を冠、燕尾纓(えんびのえい)に替えられる「加冠の儀」、縫腋袍(ほうえきのほう、成年用)をお召しになって賢所皇霊殿神殿に謁するの儀、朝見の儀、勲章親授と、有難くいにしえの日本を感じさせていただきました。
広陵高校のコーチが部員に、床に1分間正座をさせて指導し謹慎処分を言い渡された!との新聞報道を見て、勿論、暴力やいじめ、大声や暴力的な高圧的な言葉等はもってのほか、重い重い罰が必要だと思うのですが、正座?正座はいけないの?正座は懲罰なの?一般の人にはそういう感覚が有るの?とちょっとモヤモヤ!
高校側は「武道や茶道などでの礼節という意味での正座であれば礼儀の話だと思いますが。。。。」と仰っているようですが。。。。
うちは、食事をするのも、テレビを見るのも、色々作業をするのも椅子ではありません、私の足が悪くなってからは低い正座椅子を使っていますし、孫達も体育座りや足を出していることもありますが、食事をする時には3歳頃からは自然に正座をしています、教えていないのにみんな上手に正座をします。なので、正座が懲罰と感じる事は無いと思うのです。おじいちゃまもおばあちゃまも、ちいばあばも、ママ達もお仕事の時には正座をしているし、お稽古にいらしている皆様も正座をしているし、正座が珍しい光景ではないのでしょう!
という事は、正座をしている事が珍しい光景と見える日本人が多くなっているということよねぇ!とちょっと寂しくおもいました。
もう随分前に韓国の陶芸家のお宅に伺いました、とても喜んでいただいて、お嬢様とお嬢様のお友達が、それはそれは綺麗な韓服チマチョゴリを着て片膝を立てて座り、おもてなしをしてくださいましたが、何とも綺麗な姿でした。流石にチマチョゴリを美しく見せる座り方で、感動した思い出があります。
それぞれの国で、民族で、文化で、考え方も違ってきますが、お互いが尊敬し合って認め合っていける世の中になると良いですね。
日本文化ももっともっと広めなくてはいけませんね。
宗香