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春の懐石

昨日、植木を見に平塚の山の方に有る植物園に行ってきました。道すがら、桜や花桃、諸葛菜、畑の菜の花が目を楽しませてくれました。

茶飯釜の茶事懐石では春の彩り満載でした。

少し前まで白味噌オンリーだったお味噌汁も、少し赤味噌を入れてみました。これからだんだん赤味噌を多くしていって夏になるに従って、赤味噌のお味噌汁になっていきます。

桜鯛、鯛の子、太刀魚、蕗、花菜、筍、独活、タラの芽、木の芽、美味しいお魚とチョット苦い春の味のお野菜を楽しみました。

小吸物の具には、柳の若芽を!

柳といえば、中国で見たフワフワと幻想的に舞う柳絮(りゅうじょ、柳の種です)、日本の柳にはあまりこの柳絮が飛ぶ種類がない様ですが、中国には柳絮が舞う種類が多いのだそうです。初座の床の間には、円覚経の中の言葉、柳絮が団々々と丸くなって転がる、という言葉が入ったお軸をかけました。

中国では昔、団々となった柳絮を集めて枕に入れたんだよ!とガイドさんに教えていただきました。

この時期、誠之庵では小吸物の具に柳の若芽を使う事が多いのです、もう随分前に、中国の田舎をバスで走っていると、お婆さんがユッサユッサと揺れる柳の枝を沢山担いで歩いていました。

「あれは何にする為に担いで行ってるの?」と聞いた私に「食べるんだよ!」とガイドさん!「えっ?食べるの?柳の葉っぱ?毒は無いの?」「毒は無いよ!若芽だからね!レストランにお願いして今日の夕食に出してもらう?」「食べてみたい!絶対食べてみたい!」という事で、夕食に炒めた柳の若芽が出てきました。チョット苦い春の味!それからこの時期に小吸物に一葉チョコっと入れて楽しんでいます。

食は楽しいです。うちの孫達は小さい頃から、お茶事やお茶会で使ったお出汁が余ってるよ〜!というと、いるいる!と、少し味を付けたお出汁を冷蔵庫に入れて、美味しい!と言いながらお茶を飲む様に飲みます。

懐石ではないのですが、先日孫達全員が揃ったので卵焼きを焼きました。卵20個位使ったのですが、あっという間に無くなってしまって、美味しく食べてくれた事に感謝でした。

その時の孫2号(今年五年生、男の子)の言葉、「この卵焼きを食べると幸せになるんだよねぇ〜!」におばあちゃまはメロメロ!もっと美味しい物を作るぞ〜!と奮起しました😅

大人になって結婚したらお嫁さんに言ってあげてね〜!でも、作ってもらうばっかりじゃなくて、パパやおじいちゃまみたいに、家族の為に料理もお掃除もお洗濯も出来る男は素敵よ!と心の中で(口に出すと鼻高々!になられても困るので!)叫びました。素敵な男子になってね!

 

 

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