お知らせ・コラム

実るほど頭を垂れる稲穂かな

台風が北上しております。関東は現在真っ只中?ですがこの辺りは随分と静かになっておりますが、どうぞ皆様お気をつけてお過ごしくださいませ。

日曜日に徳禅寺の和尚様にお誘いいただき「シルクロード茶会」に伺って参りました。

オリエント学者でいらした三笠宮殿下とご一緒に中近東を巡っていらっしゃってオリエンタルなグリーンのドレスを身に付けられた堀江先生のお席は、砂漠の国を思わせる神秘的でエキゾチックな雰囲気満載で、自分がカフタンというのでしょうか?アラビア風の豪華なドレスを纏ってシェヘラザードの物語を聞いているような不思議な感覚を味わいました。

薄茶席の須藤先生のお席もシルクロードを感じるお道具組と先生の楽しいお話で堪能いたしました。

お茶会で、なんて素晴らしい!人間こうあるべきなのね、見習わなければ!と深く感じ入った事が。

私は膝が辛くていまだになるべく正座をしないようにしています、和尚様には「無理せず座るなよ」と仰って頂き待合では座らずに立っておりましたら、そこに遠州流茶道宗家12世紅心小堀宗慶宗匠の御次男でいらっしゃる浅井宗匠が和尚様のお隣にお座りになりました、流石に立ったままご挨拶はどうなの?と思いましたが和尚様もそのままで良いから!と仰るので「申し訳ありません、座ってしまうと立てなくなるものですから(汗、涙)」とご挨拶させて頂きました。その後菓子席に移り持って行ったちょっと高めの座椅子に腰を下ろそうと頑張っていましたら、宗匠が「椅子を持って来てもらいましょうか?」とご自分が動かれそうな勢いで聞いてくださり、あまりの申し訳なさに「いえ、無様(着物ですとどうしても前がはだけてしまいます(恥)なのでお洋服でいいかしら?と出る前に主人に聞きましたらそりゃあ着物だろう!と(涙))ですが立つ時に主人の肩を借りて立ちますので」と言いながら小さくなっておりました。

そんなお偉い方が待合の私の言葉を覚えてくださっていて、尚且つお心遣いを下さるなんて!と、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出しながら、人間こうあらねばならないんだな!と感銘を受けました。茶道の「道」、こういう人間になれるように精進していきたいと思いました。

楽しく人生勉強にもなった1日でした、感謝感謝。

宗香

 

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