1ヶ月前くらいに家の中を歩いていて膝の辺りがグキッとしたかと思ったら、突然ヨチヨチとしか歩けなくなりました。次の日お茶会なのにどうしようかしら?と思いましたが、本当に申し訳ないけれどお茶会では椅子に座らせて頂きました。その後整形外科に行きましたら「鵞足炎(がそくえん)」との診断、先生が「何か膝を使うスポーツしましたか?」「いえ、ほとんど歩かないくらいですからスポーツはしません」「そうですかぁ!スポーツ選手とかに多いんですけどねぇ!使い過ぎ症候群とも言われますし、まぁ、湿布と痛み止めを出しておきましょう」「それって、体重とか関係あります?」先生は少し困った顔をなさりながら「多少はねぇ」と。。。。看護師のお弟子さんにその事を言ったら「察してくれよ!という事ですかね」と。。。。(笑)京都の水道管破裂と同じで、水道管は66年、私の足は70年使ってきたんですものね、古くなったのでしょう!水道管は新しくできますが足は新しい物に換えられないし、ギックリ腰ならぬギックリ膝?未だ完治せずなので良くなるまで正座はしないで椅子に座って安静にしています。お稽古にいらしてくださる皆様、申し訳ありませんがもう少し椅子に座ってお稽古しますね。
歩かなければいけないことに備えて、昨日mont-bellでウォーキングポール?を買ってきました、杖代わりです。mont-bellの店員さんに「カードお作りしますか?」と聞かれたので「山登りはしないし、ハイキングもしないし、運動もしないのでカードは要りません、またいつか何か買う物があればお世話になりますね」と言って帰ってきました。膝が痛く無くなったら体重減量の為に少しづつ歩きましょう!本当か?
今日は立春から数えて88日目、八十八夜です。「八十八夜の別れ霜」この後滅多に霜が降りる事が無くなるので(でも、先日北海道では雪が積もってましたね)霜が降りなかった新芽茶を摘めるようになります、新茶が楽しみです。
お茶といえば、先日書いた「神農皇帝、炎帝神農」、中国の三皇五帝(さんのうごてい、さんこうごてい、神話の世界でしょうね)の1人だそうです。
人間が食べられる植物を見分けようと、毒にあたった時のために解毒作用の有る茶の葉を片手に持って植物を食べていたそうです、薬草も発見したので医療、薬学の神、農耕も教えたので農耕の神、茶道では神農が発見した解毒の茶の葉を飲み、心身を清め健康を保つという事で神農氏は有名です。
茶者南方之嘉木也(茶は南方の嘉木なり、一保堂の包装紙でも有名ですね)で始まる、世界最古の茶書とも言われる唐の陸羽が著した「茶経」にも、「茶之為飲、發乎神農氏(お茶を飲んだのは神農氏が最初)、聞於魯周公(ろの周公の時に知られるようになった)」と神農氏の事が書かれているようです。
茶道にとって大事な抹茶、新茶の時期に摘んだ茶葉を半年間熟成させて11月頃茶壷の口を切って使います。
今年も良いお茶ができますように!良い新芽が摘めますように!祈りながら待ちたいと思います。
宗香