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七夕(しちせき)の節句

明日七日は七夕の節句でもあり、小暑でもあります。

小暑

暦便覧には、「大暑来たれる前なればなり」とあり

国立天文台では、「暑気に入り梅雨の明ける頃」とあります。

小暑の頃の七十二侯には、下記のようなものがあります。

温風至 あつかぜいたる

蓮始華 はすはじめてひらく

鷹乃学習 たかすなわちわざをならう、鷹が雛から成長し、飛び方を覚え、狩りが出来るまでに成長するという意味だそうです。

季節を感じますね。

七夕の節句は中国の牽牛、織女の伝説、乞巧奠(きこうでん、きっこうでん)と、日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説が一緒になって、今の形になったようです。

中国の何処かの博物館?に行った時に、牽牛織姫が石に彫ってあって、え〜!こんな古い時代に?と思った事があります。中国では古い時代からの伝説なのですね。

中国の牽牛、織女の伝説から生まれた乞巧奠はその後日本にも伝わります。持統天皇の頃には日本でも行われていた記録が有るようです。

今はいろんな神社でも乞巧奠の荘りを飾ってくださっていますし、冷泉家(れいぜいけ)の荘りは昔から有名です。

機織、染色、針仕事、書、詩歌、蹴鞠、技芸が上達しますように!と願いを込めます。巧みになる事を乞う奠(お祭り)なので、五色の糸や五色の布、五色の吹き流し、梶の葉を飾り、盥に梶の葉を浮かべ、琵琶や琴、梶の木に蹴鞠の鞠を載せて飾られています。優雅ですね。

母の実家には床の間の隣の違い棚に琵琶が置いてありました。祖母までは教養として琵琶が弾けなければいけなかったようです。母も弾けません、私も全く弾けません、私はピアノを習わせられていましたが、本当に情けない程上達しませんでした(笑)お嫁に来て、義父から三味線を習おうと少し教えてもらいましたが、あまりの出来の悪さに義父から「香代ちゃん、難しいかもしれないね!やめる?」と言われてしまいました(笑)優しい人だったので、言い難かっただろうなぁ!ごめんなさい(笑)

先日の茶事で使った粟田焼の安田浩人さんのお茶碗には、梶鞠(かじまり)の絵付けが!七夕の節句の時に飾ってある鞠を下ろしてきて蹴鞠を催した事から、この梶鞠の文様があるようです。

七夕といえばお素麺!霊鬼神、熱病で亡くなった子供が霊鬼神になり熱病を流行らせる為、子供が好きだった索餅(さくべい、お素麺に似た麺)で祟りを鎮めたとのお話から、今でも七夕にお素麺を食べて無病息災を祈るのだそうです。

五色は、青(春、木、東)赤(夏、火、南)黄(土)白(秋、金、西)黒(紫、冬、水、北)の五行の色ですね。

日本には御節句もあって、季節の移り変わりもあって、楽しみがいっぱいです。

 

 

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