11月27日に鵬雲斎宗匠のお別れの会に伺ってまいりました。
清々しい白菊の祭壇の中央に天皇陛下の下され物、従三位（じゅさんみ）の位記、国内外の勲章が飾られ、鵬雲斎宗匠の穏やかな温かい包み込んでくださるような笑顔のお写真に迎えられて、献花までの間、今までの茶道人生を振り返っての反省、充実、喜び、挫折、これからの茶道人生の決意、精進を鵬雲斎宗匠に誓ってまいりました。
私達や私達が茶道でお世話になっている皆様のお見守りもお願いし、普段忙しさにかまけてあまり深く考えずにいた事を改めて考えさせていただけた事は有難い時間でした。
鵬雲斎宗匠の御人生をお写真で辿りながら、ご苦労されながら茶道、平和を願われた御心に頭が下がる思いでした。
御家元、表千家、武者小路千家、三千家の御家元が揃われて出席者の挨拶を受けられ、一人一人に頭を下げてくださり、出口では若宗匠、奥様、ご家族のお見送りを受けて、これからも茶道を楽しみ、精進していきたいと心に誓ってまいりました。
会場の周りや、伺う道、帰りの道すがら（車でしたので其々の地域）の紅葉が美しく、「来てくれてありがとう」と仰っている鵬雲斎宗匠からの贈り物のようでした。
茶道に真摯に向き合う機会をありがとうございました。

　　　　　　宗香