お知らせ・コラム

美術ツアー3日目、2日目の間違いも‥‥

3日目は先ず陶磁器歴史博覧区、此処は景徳鎮の陶磁器の歴史を分かりやすく展示しています、実際に轆轤を回していたり絵付けをしていたり、売店があったり、此処に来るといつも15年前を思い出します。ツアーの方達に請われて竹志さんが轆轤をひいてくださったなあ〜〜!(川瀬竹志、亡くなっても未だに私達の大事な大事なお友達です。白磁や中国陶磁をなさっていました。)轆轤をひいているお爺さん(今回も同じお爺さん?の様な)に手振り身振りで説明して代わってもらったんです。懐かしい思い出です。中国の轆轤は左回り、日本では右回りが普通だそうです、なので川瀬忍さん曰く「弟は右回りに回したはずですよ!」確かに始め左回りで回したらダメで右回りに回し直してましたね〜!それと、中澤先生が轆轤で挽いた作品を斜めに置いて乾かしていますよ!轆轤の回転によって出来た捻じれを直す?みたいなことの様ですが?本当に全て斜めに乾かしてありました日本ではあまり見たことないですね、不思議〜な光景!

次に進坑窯、進坑村という所に有りますが景徳鎮で一番良いカオリンが取れた村でまだキチンと発掘出来ていない窯跡も有ります。長閑な田舎の風景でこの頃は一面の菜の花!美術ツアーの頃は大体毎年菜の花が綺麗に咲いています。此処へ行くのにも大きなバスで狭い道を進みますドライバーさんの腕の見せ所!みたいな場所がた〜〜くさん!標識があって曲がりきれない所は地元の方が標識をクイッと曲げてくださって通過!私達は有難いけれどそれって大丈夫?低い所に電線が有れば長い棒で上に上げて通過!都合良く長い棒が道端に転がっているんです。上手なドライバーさんで良かった〜〜!其処では色々な資料も沢山出して頂きました。そうそう、日本人を見に外へ出てきた地元の方が赤ちゃんを抱っこしていてお互い分からない中国語と日本語で意思疎通を図り6ヶ月の赤ちゃんだと判明!人見知りもせず大人しく私に抱っこされてくれました。どこの国の赤ちゃんも宝物、柔らかい優しい気持ちにさせてくれます。

次に御窯廠国家考古遺跡公園、昨日観音閣と間違えて紹介してしまいました😅じゃあ観音閣はどんな所だったかな?と一所懸命考えましたら、思い出しました!河原でした!畑の中を歩いて河原へ、古染付の情報がある場所です。昨日ご紹介した、前にも行きました!という所がこの御窯廠国家考古遺跡公園です。2ヶ月前の事は頭の中が霧の中!という情けなさ!!!この公園の中に龍珠閣という塔が有ります、この塔が前にも行った塔でした!明、清時代 の官窯があった所です、この塔が建つ丘は御器廠の陶片で出来ていると聞いた様な‥‥(記憶が確かならば‥‥)どこを掘っても貴重な資料が出てくるのでしょうね。

次に佳洋陶磁工場へ、昔伺った時は小さな工場だったのですがなんと!素晴らしい御殿の様な何とかパークという様な大きな工場になっていました、ビックリです。ここの一室をお借りしてささやかなお茶会を‥今社長はお嬢様になっていましたが前に伺った時にお会いしたお父様もわざわざ出て来てくださって「中国のお茶が日本に伝わり、日本で今まで伝統的に広まっているという事は大変嬉しい事です」と仰っていただきました、感謝でした。売店に陶器のポットが置いてあったのですが皆様それをお買い求め!在庫がなくなってしまった様です。

次は陶磁器自由市場!夕方で閉まっているお店も多かったのですがみんなでウロウロ!私は途中で壊れた携帯のストラップを探してウロウロ、無いので仕方なくバスへ!主人は龍が彫られた薄〜〜い焼き物のお茶碗をゲット!「どうしてそんな持ったら割れそうな物を買ってくるのよ!」と私に怒られていたら、中澤先生が「あ〜〜、それは暗花の脱胎地ですね」明初にあった、土分が無いという意味で脱胎地(だったいじ)という焼き物のレプリカでした。光に透かすと光を通して暗花の龍が浮き出てとても綺麗でした。でも絶対に触りたくありません。中澤先生は私に怒られている主人が可哀想で早々に助け舟を出された様です。それを聞いた途端ゲンキンな私は「あら〜〜、そういうの見つけて良かったじゃない!」知らないという事は恥ずかしい事ですね!反省!

 

 

 

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